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Amazon.co.jp ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784492700778
感想・レビュー・書評
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2000年に経営破綻した千代田生命の管財人となった弁護士のチームがその話を換骨奪胎して共有可能な小説に仕立て上げた本ですが、小説というよりは法律家管財人から見たケース・スタディとして勉強になりました。
詳細な技術論・法律論の記載はありませんが、AIG(作中ではGIC)との交渉を中心とした、管財人チームのチームアップとセルサイドDDプロセスを回すにおける各種プロファーム(リーガル、FA等)の使い方と勘所は参考になります。一方、事業面については(事業)管財人としてAIGから派遣されてきたチームに任せきりだったようでそちらの施策や進め方については殆ど記述がなく、ターンアラウンド・ケースとしては片手落ちなのが残念なところなので、星を一つ落とさせて頂きます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
破綻した千代田生命はアメリカAIGに譲渡された。金融機関の破たん処理をその舞台裏で行われた熾烈な駆引きを再現することで紹介している。
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千代田生命再建の時のドキュメント本。今の日興シティがアドバイザーを務めた案件でもあってバンカーの仕事の実際が垣間見れると思いきやほとんどが弁護士にスポットがあてられて書いてある。でも企業の再建に関わる実務の臨場感は十分に伝わってくる本。オススメです。
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