ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 (Wild investors)
- 東洋経済新報社 (2003年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492731659
感想・レビュー・書評
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ゼロ年代の税制なので、改正されて内容が古くなっている
それでも資産についての考え方は一考の価値あり詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金融商品毎に様々な税制があり、複雑怪奇で、矛盾が多く、したがって抜け道もあることを、分かりやすく例示している。
法律は正しい人を守るのではなく、知っている人を守るということを改めて認識させられる。
何事も生涯学習が必要。
投資は、税の確認と計算とを抜いては、行えないと痛感した。
日本の状況に沿って書かれており、名著「マネーと常識」より役立った。 -
2003年に出版された本なので、税制は現在とは若干異なる。
これを読むと日本の税制は行き当たりばったりで、とにかく取れる所から取って確保しようと言う思考だと言うのが良くわかる。
だから、金利が変更したり、新しい金融商品が出るたびにどう分類するのかを悩むと言う事になる。
そのような不毛な場当たり的な対応をやめる仕組みとして、著者の提案は、複雑で自分を含め普通の人にはまず理解できない上に矛盾も多い現在の制度と比較して、誰でもわかりやすく、長い目で見て税収が上がる可能性が高い方法だと思う。
でも、勤労所得と資本所得共に同じ税率にすると言う事は、マネーゲームで汗をかかずに大金を手に入れる事を批判するような頭の固い人からは、拒絶反応的に反対する事が容易に想像できる。 -
税金の威力の大きさを知ることが出来た。
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著作当時の各種投資商品の税制を紹介し、投資において税金の効果を考慮することの重要性を説きつつ、我が国の税制の問題点を指摘した本。全ての投資商品はデットかエクイティである、という説明等は、頭の中を整理する上で大変役に立った。最新の税制を勉強する、という目的では役に立たない本となってしまったが、投資の基礎を学ぶ上では今でも見るべき点があるといえる。
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預金、債権、株式、投資信託、その他もろもろの
金融商品に関わる日本の税制について、著者独特の毒を
ふりまきながらばっさばっさときっていきます。
いやはや、このきりぶりがなかなか新鮮(^^;)
くだけた文体は人によっては不愉快かもしれませんが
私は気軽に読めました。
2003年発行の本なので、今では内容が変わっている部分もあります。
ただ、この本は「全ての金融商品に対する税金の考え方」を
示唆してくれているので、そのエッセンスを真面目に掴むこと
ができれば非常に有用な本ですよ。
「税金の抜け穴」ハウツーを手軽に得るというよりは、
自分で「穴」を探すための基礎力を身につける読み方が
いいんじゃないでしょうか。 -
当時(2004年頃)、夢中で読んだことをよく覚えています。
仕事以外にもっと世界を広げなければ、と本気で思わされた。
個人的に思い出深い本ですね。 -
税制等が少し古いが、いかに個人投資家が不利なのかがわかった。
稼ぐことを目的として薦める本が世の中にはたくさんあるけれど、それに対する税制について書いた本をはじめて読んだ。
実際に投資をしていないからつかみにくい部分がたくさんあったが、非常に参考になった。
シリーズ全部読んでみるかな。
投資をかじった人が読むと効果がいいかもしれません。
まずは小額でもやってみることですかね。
20万以上を稼ぐのでも初心者は難しそうだし。
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未読
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個人投資家が案外疎かにするものに「税金」があります。リターンばかりに目が行ってしまい獲られることは頭に入れないことが多いのです。−−;
しかし投資を行う上で税金の仕組みをしらないと有利な運用が出来ません。
本書は個人投資家の立場に立った税金本です。日本は税制自体が複雑ですので一回読んだくらいでは理解できませんが繰り返し読むことで日本の税制,税金を念頭に置いた運用の取り組み方が理解出来てきます。
投資を行っている方もそうでない方も税金を考える上でお勧めできる一冊です。