不動産投資の超基本

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492733325

作品紹介・あらすじ

◎マンションは、最上階より断然3階
◎駅近2分物件しか、生き残れない!?

23のプロ目線で、自分だけの不動産戦略が見つかる!
金の成る木にもなる不動産。あなたの人生をどん底に引きずりこむことにもなる不動産。
不動産との上手なお付き合いの仕方を、ぜひ一緒に考えていきましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 不動産投資の出口を見据えてない為に不安であることが分かった。とても中立的に多くの情報が書かれており、フェアな良書だと思う。

  • タイトル通り、超基本が書かれた内容であった。6章-23個の初歩的な疑問に対して、AorBどちらがよいかという書き方で構成されており、読みすすめることで善し悪しが分かる。目次を読めば著者の大筋の主張は把握できる。ただし、一等地の物件を買うような投資法を前提としており、投資スタイルによってはフィットしない内容。

  • 新サービス検討のためのお勉強。

     住宅は「買った」ほうがいいのか、「借りた」ほうがいいのか。繰り返し議論されます。
     私も大勢の方から相談を受ける内容なのですが、まず、最初にたずねるのが、住宅に何を求めるかという根源的な問題です。
     住宅を持ちたい多くの理由が、結婚をする、子どもが生まれるなどで家族が増える、独身でも、今の賃貸アパートや賃貸マンションでは「手狭」という理由もあります。このまま住宅を借りていたのでは「家賃がムダ」、これもよく聞くセリフです。だから「買う」ほうがいい=トクと考えがちなのですが、本当にそうなのでしょうか。
     まずは住宅に対する考え方を二つに分けて考えてみましょう。
     住宅を購入して、ずっとその場所に住むことが前提の人。この人にとって住宅の購入はタイミングの問題になります。基本的にずっとそこに住むわけですので、まずは自身のライフスタイルを念頭に、いつどのタイミングで購入するのかを優先して考えるべきです。
     住宅が家族にとって最も魅力的で、その効用を発揮するのは、子供たちが小さい頃です。住宅内での人口密度が最も高くなるのもこの時期です。子供の成長にしたがって子供部屋が必要になる、男女で別の部屋にする、家財道具も家族の成長、拡大につれて加速度的に増えていくのもこの時期。住戸面積が広く、部屋数も多い物件を「買い求めよう」という気持ちはよく理解できます。
     いっぽうでこれを「投資」という観点から考えると話はややこしくなります。子供の成長、家族の拡大と「投資理論」が必ずしもマッチングしないからです。投資はなるべく「安く買って、高く売り抜ける」というのが原則。子供の成長などという検討要素はみじんもありません。…
     したがって、住宅を「投資」としてではなく、自分たちが住む「器」として考える人には、住宅はなるべく子供が小さいうちに「お買いなさい」とすすめています。善は急げなのです。
     …
     その代わりといっては何ですが、買った後に「値下がりした」だの「損をした」だのといわないことです。あなたは人生のベストのタイミングで自宅を手に入れたのですから、この「時間の効用」を精いっぱい享受することです。

     …賃貸住宅に住むメリットは何でしょうか。それは気楽さです。
     人生は長い時間軸の中で形成されていきます。たとえば20年前の自身をふりかえって現在の姿を当時想像できていた、という人はあまりいないのではないでしょうか。時の流れの中で人は変わり、それぞれの事情に影響されて生活していくのが人生です。
     家族、職業、収入も時の経過とともに変わっていく。事故、病気、離婚などのリスクはそれらすべてを予測することは困難なことです。であるならば、自宅は所有にこだわらず、人生の節目ごとに住み替えていくという発想もあり得るのです。

     金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(2014)によれば、二人以上世帯の場合の持ち家率は全国平均で約74%にも及んでいます。これは、米国の69.1%(2004年)、韓国の55.6%(2005年)、スウェーデンの38.7%(2004年)などと比べてもかなり高い水準といえます。

     時間軸の概念で不動産を眺めると、朽ち果てる建物にウエイトを置いたマンションよりも、朽ち果てることのない土地にウエイトを置く戸建て住宅が「資産価値を維持・向上」させるにはいい不動産ということができるのです。

     

  • 超基本とタイトルにあるけど、私のような超初心者にとっては内容がしっかりしたためになる一冊でした。
    でも読み終わって「よし、不動産投資しよう!」とはならなかったなぁ。
    やっぱり不動産投資はハードルが高いな、というのが正直な感想です。

  • 投資本を読む前の本。だから、今の私は評価ができない。これが最初の本だとして、やる気になるかちょっと疑問だが。

  • 投資を実際に始めようとする人向けのコツが集められています。
    自分が素人だからかもしれませんが、とても納得感のある説明が続きました。

  • タイトルの通り基本的な本。
    本当に不動産の初歩段階から学ぶ人必見。

    基本知識を持った人には物足りない。

    一般的なことだがふと気づかされる点も多い。
    例えば、区分は他人の都合でされやすい。別の部屋の事故など。そのため、一棟ものがオススメ。
    築七、八年は建物の悪い状態がむき出しになるのでオススメなど。

    また、独自のシュミレーションもあり、分かりやすい部分もあるが、独自性が強い部分も見受けられる。

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著者プロフィール

不動産プロデューサー。1959年生まれ。東京大学卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)、ボストン コンサルティング グループ、三井不動産などを経て、オラガ総研代表取締役兼全国渡り鳥生活倶楽部代表取締役。著書に『空き家問題』『不動産激変』『ここまで変わる!家の買い方 街の選び方』など。

「2022年 『2030年の東京』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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