1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492733363

作品紹介・あらすじ

普通の会社員の個人投資家が、2016年の厳しいマーケットでも
たった3カ月で1億円儲けた買い方、売り方をすべて教えます!

著者は、日中フルタイムで働く普通の会社員です。いわゆるサラリーマン投資家です。
勤めている会社も金融系ではなく、まったく株とは無縁のメーカーの社員です。

夜遅くまで働くことも多いので、
株式投資にあてられる時間は、帰宅後のわずかな時間と週末だけ。
会社の勤務中は、当たり前ですが株の売買はできません。

そのような環境でも、株式投資で「億」の資産を稼いでいます。
兼業投資家に適した投資のやり方があるのです。

最大のポイントは、「株は新高値で買え」というものです。

一般的に、株式投資は「安値で買って、高値で売る」と言われていますが、
著者の投資術は、「新高値をつけた銘柄を買って、さらに高値で売る」という、
米国の著名投資家ウィリアム・オニールの投資法をもとにしたものです。

チャートを利用して成長株を探し出して、
会社のビッグチェンジ(新製品、新業態、新事業、新経営陣による大変革など)の波、
ひいては、株価の大波に乗るというやり方です。

この投資術は、デイトレのようにパソコンに張り付く必要はありません。
毎日、30 分程度の作業で、2倍、3倍、ときには10倍以上に大化けする銘柄を探します。
作業は、帰宅後のわずかな時間を利用してできますし、
中長期的な投資なので、仕事をしている兼業投資家に適した投資術です。

本書には、この投資術の仕組みから、大化け銘柄の見つけ方、買いと売りのタイミング、
そして、1勝4敗でも勝てる損切りのルールやポジションサイズ・マネジメントまで、
著者の経験をもとに、勝つ投資家、負けない投資家になるための攻め方と守り方が
書いてあります。

株式投資の新常識「新高値で買って、さらに高値で売る!」が、
あなたを勝つ投資家、負けない投資家に変えます!

感想・レビュー・書評

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  • 成長株に投資をする場合、新高値で買うことが重要である。

    また資産を一気に高めるためには、少数銘柄への集中投資が必要になる。
    少数銘柄に集中投資するという事は、非常に大きなリスクを背負うことになる。その為に損切りルールを決め、それを徹底する事が必須となる。

    更に何故その株を今買うのか、自分の中で明らかにしておく必要がある。これは次回も同様の結果を得る為に、思考をまとめておく事が肝要だからである。

    上記の事柄が書かれており、株式投資をしている身からすると確かに必要と感じた。
    とは言え出来ていない事も多いので、まずは出来る所から。

  • 個人的にはすごく腑に落ちる内容だった。上がりそうな株を買うべきというのはわかっているものの、じゃあどうやってスクリーニングすればいいの?というのがモヤモヤしていたので、一つの条件として新高値は有効だと思った。実践的な株探を使った方法も書かれていて参考になる。売買の条件も参考になった。

  • 株価の動きを最大のターゲットとして投資銘柄とタイミングを決定する方法を解説した本。投資先企業の成長性や安全性を確認する方法も具体的に書かれており、初心者でも実践しやすい内容となっています。著者は米国公認会計士の資格を持っているが、内容は難解なものではないので安心して読むことができます。

  • ■ファンダメンタル
    ・1年ごとの業績の安定性(経常利益)
    →おおむね年率5~10%増
    →途中の年で大幅減益がない(安定性に欠ける)
    ・経常利益
    →20%ぐらい伸びている
    ・(直近2~3年)四半期の経常利益と売上高

    ディストリビューションデイが2~4週で5日
    =日経が下がるかつ出来高が増える→下げトレンド
    →持ち株売ってしまえ

  • ## ☆2:上級者向け株式投資法
    新高値ブレイク投資術という株式投資法を解説しています。

    過去1年の最高値を更新する場合,価格の上下幅のボックスが次の段階に移行する変革期であるので,そのタイミングで購入するという方法です。
    mixiやガンホーなどスマホゲームで株価が急高騰した銘柄などが例です。

    爆発力はあるとは思いますが,この投資法は以下2点の理由から難易度が高いと感じました。

    1. 急高騰する銘柄の監視が必要
    2. 値段の上下が激しい

    買いのタイミングや売りのタイミングの見極めが難しく,株式投資への知識,調査がかなり必要と感じました。
    株探を利用すれば,そのような銘柄の確認は簡単だと書いてありますが,やはりリスクは大きいと感じました。

    ## 参考箇所
    > ### p. 060: 株式投資で儲けるための最大のコツ
    > 新高値銘柄は、プロ野球選手になる可能性のある逸材を発掘するようなものです。
    > ところで、ここでいう「新高値」とは、おおよそ過去1年程度で見た場合の高値を指しています。
    > 新高値銘柄に注目する理由は、一言でいうと、その会社になにか大きな変化が起こっている可能性があるからです。

    > ### p. 091: 新高値更新銘柄探しは「株探」が便利
    > まず新高値銘柄を探さなければなりません。
    > 私のお勧めは、無料で利用できる有望株発掘サイト「株探 (http://kabutan.jp)」です。

    ## まとめ
    読みやすく,分かりやすかったです。この投資法の理論もわかりますし,爆発力があるのもわかりました。
    しかし,やはりリスクや難易度が高いと感じました。売るタイミングもあり,決算時期などはかなり神経を尖らせる必要があり,強いメンタルが必要そうです。

    個人的には信用売と信用買いを活用してリスクヘッジをとった投資のほうが安定していると感じました。

    パーマリンク:<https://senooken.jp/blog/2018/03/09/>

  • 新高値で株を買ってしっかり儲ける投資術を投資家でもあり、サラリーマンでもある著者が解説した一冊。

    著者の失敗談からしっかり儲けることのできるための買い方や売り方やルール、情報収集の方法まで書かれており、非常に勉強になりました。
    サラリーマンでもある著者が無理なく投資を行える方法でしっかりと儲けを出すことが出来ることが本書で理解できました。

    身の回りの身近なことやビックチェンジなどを感じるために大切なことや情報収集についてtwitterの有用性を感じ、ポジションサイズ・マネジメントやボックス理論や株式の4ステージ展開など実際の銘柄のチャートや図解を踏まえて解説されており、イメージも膨らみました。

    株式投資において、自分のルールをしっかり守って、銘柄を絞り投資を行うことが結果を生むことを感じた一冊でした。

  • 流動性が低い株は買わない。
    10%損切りは命綱。
    会社では取引しない=ザラ場は見ない。
    一度に10種類も取引しない。分散投資はしない。

    高値を買って高値で売る。
    動かない株を買うのは時間のムダ。
    テクニカルで見つけて、ファンダメンタルズを確認する。

    割安株の罠=インパクトが無ければ上昇しない。
    時価総額500億以下のほうが動きやすい。
    ビッグチェンジ銘柄を探す。

    株探サイト。
    新高値更新銘柄。出来高を伴って新高値をブレイクした株。
    株探のニュースアイコンをチェック。
    ツイッターで検索。
    PTS市場で上昇している株=何かニュースがある。
    三空をつけたら売却。

    ボックス理論=ニコラス・ダーバス
    「私は株で200万ドル儲けた」

    上昇時に出来高が多く、下落日に少ない=上昇トレンド
    下落日に出来高が多い=下落トレンド

    持ち合いの期間が長い、値幅が狭い、カップウィズハンドルの形、新高値ブレイク時に出来高が急増する、初期に買う。
    業績が毎年安定しているか、直近1~2年の利益の伸び、四半期の利益の伸び、売上高経常利益率が伸びている。

    ポジションサイズマネジメント
    最大5銘柄、5分割で買う。最大10%で損切り。
    ラルフ・ビンスの実験による
    買っても負けても、5銘柄5分割は同じ。

    新高値の翌日、寄り付きで取引=試し玉。
    次の購入単価は前回よりも高い=ナンピンはしない。
    タイミングを失したら次のポイントを待つ。
    一度損切りしても、再度ブレイクしたらルールに従う。
    上のボックスに行くときに増し玉。

    買った株が下がることは50%以上の確立で起こる。
    想定通りでなければ一旦手仕舞い。10%損しなくても。

    もとのボックスに戻ったら一旦売却。本当に強い株は戻ってこない。
    20%上昇したら、損切りラインを上げる。
    ボックスの下限をウロウロしていたら損切り。日経平均の動きより弱ければ損切り。1ヶ月以内。
    相場全体の危険シグナルは撤退。

    売り場は相場が教えてくれる。テクニカルで売る。
    大きく儲かるのは、大波に辛抱して耐えたとき。不穏な動きを見せない限りトレンドに乗り続ける。
    終値でボックスを割ったら売却。
    高値で三空が出たら売却。
    悪材料が出たら売却。

    全体の流れを把握する。
    先導株の動き=相場の上昇初期に新高値をつけた銘柄は下落相場も先導する。

    ディストリビューション日(日経平均など指数が下がり出来高が増えた日)があ2~4週間で5日もあれば下降トレンドに転換した可能性が高い。

    大和IRのモニタークラブで10銘柄までニュースリリースを配信してくれる。

    買う前に理由をノートに書く。
    売買日記をつける。チャートも。
    売買記録はexcelで管理する。買値、売値、株数、金額、保有期間、損益率など。

    自分で決めたルールに従う。

    オニールの成長株発掘法、
    オニールの相場師養成講座、
    ミネルヴィニの成長株投資法、
    私は株で200万ドル儲けた、
    欲望と幻想の市場
    リバモア流投資術
    マーケットの魔術師
    伝説のファンドマネージャーが実践する株の絶対法則
    伝説のファンドマネージャーが教える株の公式
    株は新高値で買いなさい
    ゼロから純資産5億円を築いた私の投資法
    勝つ投資負けない投資
    ゾーン

  • ファンダメンタルズあり、チャートあり、投資における一般的な注意点ありと教科書的な1冊。
    やはりこの方も最初は1000万ものマイナスを出し、損切りの大切さを語られている。
    冷静な判断の大切さや戦略のないナンピンの危うさ。
    数々の失敗談から投資の恐ろしさを改めて感じた。

  • 読み終わって大きなヒントを得ることが出来た一冊となった。
    この本で紹介されていた他の本も読んでみて更に株式投資に対する知識をこれから深めてみたいと思う。

  • サラリーマン兼業投資家と語っている通り、昼間は仕事をしながら投資で稼ぐ方法がメインとなっております。投資スタンスは人それぞれですが、デイトレーダー向けではありません。購入して少し保有する人向けかと。あと、成果を上げる鍵が「成長株を見つける」これ一点です。これさえ出来れば、著者のように行くかもしれませんが、同じようにしても同じ成果が出るとは限らないのが株の世界。あくまでも、参考までに読むには良いかと思います。

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著者プロフィール

テクノファンダメンタル派の成長株投資家。慶應大学を卒業後、東証1部上場企業に入社。20年近く、収益分析、業績予想、中期計画等に携わる。取締役会における収益分析報告の責任者を務め、IRを含めた実務的な内情に深い知見がある。米国ワシントン州公認会計士。2003年、株式投資を始める。2014年、累計利益1億円を突破。2016年、年収億超えを達成し専業投資家へ。その後、超富裕層に。2022年も株で年収億超え達成。現在は社会貢献活動や、次世代の投資家育成にも取り組み「新高値ブレイク投資塾」を主宰。

「2022年 『忙しい人でも1日10分から始められる 3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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