若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか

著者 :
  • 東洋経済新報社
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本棚登録 : 623
レビュー : 98
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492761649

作品紹介・あらすじ

やりたいことができないのはあたりまえのことなのか、休みがほとんどゼロなのはどれくらい異常なのか、給料は他社と比べて高いのか・安いのか、実力主義でない人事制度にみんな満足しているのか…。客観的に会社の位置づけを分析できたなら、余計な不安に陥ることなく、もっと合理的なキャリア判断ができたのではないか-第一線で活躍する社員200人に、500時間徹底取材。「3年で3割辞める時代」の幸せなキャリアづくり。

感想・レビュー・書評

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  • 大手企業にフォーカスした内情をかなりぶっちゃけレベルで書いている本。これを学生時代に読んでいたら正直就活が少しは変わっていたのかと思う。

    特に免許産業である新聞(テレビ局も含む)業界については、著者の出身業界ということもあるだろうが「職がなくなっても転職や食っていけるだけのスキルを身につけている人間などほとんどいない」という痛烈な批判をしている。

    確かに日本の労働市場というのはいわゆる外資系企業と比べると流動性が非常に低く、大手企業であればあるほど(さらに業界にもよるだろうが)新卒で入った人材以外を中途で新規に雇い入れようとはしない。

    労働人口が減少していくのが目に見えている中で、大手企業といえども、日本の労働市場は流動性を高めることを余儀なくされていくと思う。

    また、これは学生時代から思っていたことだが、日本の国力の源泉ともいえる製造業については給与が低すぎるのではないかと思う。この「低すぎる」というのは、上述した免許業界(いわゆる規制産業)だったり、戦後からの歴史の流れでビジネスモデルを作り上げ、現在までその構成を保ち続けている大手商社、金融などと比べるとという意味である。これについては著者も同様の見解を述べており、製造業での平均給与を上げていかなければ、理系の人間がどんどん製造業から離れて行ってしまうのではないかと個人的には危惧している。

    ユニクロの柳井氏の言だが、若手の人間が働く中でモチベーションを保つために必要なことは「給与」「自己の成長」「周りの称賛」だそうだ。個人的にこれは非常にうなずける。この給与の部分の業界間格差を埋めていくことも、日本国内での優秀な人材確保のた目には必要なのではないか。

  • 会社の実態に気付かずに就職し、絶望...なんてことにならないためにはどうすればいいだろうか?それを知る手がかりになるはず。

  • 実際の社員への取材が徹底されていて、非常に深い内容の本となっていた。読者が必要とする情報を正確に認識しており、全体を通して興味深く読むことができた。

    ただ、掲載されている会社が超大手金融、総合商社、ITマンモス、超大手メーカーに限られていたのが少し残念。

  • これから就活を控える身として、とても参考になる本だった。
    考えてみれば、会社を選ぶにあたって、譲れるところと譲れないところの明確な基準を自分の中で持っていないと、就職後にギャップを感じて辞めてしまうことになるのは否めない。その基準というのが、表からだけでなく裏の方向からも細かく記してあるのは勉強になった。
    自分はどの仕事に就きたいか、どんな仕事ならやっていけるか、今できることないか、などと悩んでいた為、仕事について考えるいい機会になった。そして基準も考えることができた。
    しかし、例に出される企業は大手のものに偏り、多種多様の人々に応用できるものではないだろう。私自身の就職を考える上でも、本書に出てくる企業は限られていて、「会社選び」の参考になっても具体的な考えを持てる程ではなかった。
    会社選びに基準を持つこと、それぞれの基準の内容を知れただけで良しとしよう。
    転職時代の今、転職会社のいいカモになるのは怖いと思った。

  • 完全なるタイトル負け。
    若者が会社選びに失敗する原因は本書全体のわずか1,2%ほどの解説に終わり、その他はただダラダラと有名企業の解説と生涯賃金、税率、ワークライフバランス、風通しの良さなど、企業分析のデータが簡単に、長々と説明されているだけ。
    序論がよかっただけに残念。
    序論の延長上の話を進めていけばもっと面白かったと個人的には思う。
    若者が会社選びに失敗する理由をつけてだ。
    会社のデータなどは四季報やネットを活用しろと一言いえばよく、著者は新聞社勤務で取材経験ありというが、内容が長すぎるのは一目瞭然ではないか。
    新聞にもページ数に限りがあるから内容を端折るでしょうに、この本は不必要というか、まとめられてない内容が多すぎる。
    若者がなぜ会社選びに失敗するのか、をもっと掘り下げて欲しかった。

  • 人の会社を覗いてるみたいで面白かった。基本的には、取りあげられている一流企業に入れる能力のある学生限定の就活本。

  • 日経新聞記者をしていたという30歳代半ばの著者。大企業の働き易さなどの裏幕をたっぷりと描いています。確かに損保、銀行、商社、大手電機メーカーの労働実態はその通りだろうと思いましたが、タイトルとはちょっと違う内容でした。所詮はエリートのための本という感じです。
    しかし、2つの座標軸によるマトリクスの4区分が度々出てくるのは楽しく、興味深々でした。定着率は高いか、英語力を活かせるか、報酬水準は高いか、評価に納得性はあるか、雇用は安定しているか。などで4つのエリアに分けているものです。このネーミングが揮っています。例えば、マルドメ・エリアはまるでドメスティックだそうで、損保がそれでした。やってみなはれエリア、黙ってついて来いエリア、知的ブルーカラーエリア、ガチンコ勝負エリアなどの名称が出てきます。

  • 大手企業を志す就活生向け。リアルな内容なので、貴重な情報源になるのではないでしょうか。

    備忘録
    •教育で効果高いのはOJT
    •研修で大事なのはタイミングと質
    プロジェクト毎もしくは案件毎の間に研修をいれるとよい

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