総合商社の研究―その源流、成立、展開

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492762035

作品紹介・あらすじ

日本独自の経営体はいかにして成立したのか!?総合商社の本質に迫る最新の論考。

感想・レビュー・書評

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  • 総合商社について、歴史、国際比較、今後の展望まで、コンパクトにまとまっている。日本の特殊性について理解が進む。

  • 商社の歴史的変遷が書かれている一冊。
    憲法のテキストのような書き方がされている

  • 現在の総合商社が「総合事業運営・事業投資会社」であるとして、その歴史、現状、将来を検討、分析するもの。勉強になりました。

  • 商社のざっくりとした歴史、他国との比較、成立経緯などを学べます
    丁寧で引用もしっかりしているので好感が持てます
    産業調査の研究発表なので、スキャンダラスなものや週刊誌レベルのものを好きな方には向かないと思います

  • 少なからず商社業界に携わる人間には必読書。世界や日本の中における役割、また、日本の歴史や特徴においての総合商社の役割が丁寧に説明されている。新興国の発展の行方が注目される中でまた、日本の歴史が注目されるのかもしれない。

  • トレーディングと事業投資。

    三井物産は、戦前からずっと、これでやってきたんですね。

    総合商社ってやっぱりかっこいい。

  • 335.4||Ta

  • 日本貿易会の研究事業とは銘打っているものの、実際には一人の産業調査マンが『総合商社』という業態につき、第三者の視点で分析を行っているもの。

    副題の『源流、成立、展開』の如く、対外貿易が再スタートした明治初期に遡って、現在の総合商社の変遷を深堀りしている。総合商社という業態を客観的に・俯瞰的に見る産業調査或いは、総合商社のガイドブックとしては、完成度は高い。

    が、やはり最後まで業界の外の人が書いている感が否めなく、残念ながら迫り方としてはいま一つ。 既に10年以上の著作になるが(しかも絶版)、元・三菱商事役員の方が書かれた『総合商社ビッグバン』には、最後まで一歩及ばない感はあった。

    ってことで、星3つゥゥ!

  • 総合商社の成り立ち、定義、行く末をちょっとアカデミックチックに分析した本。
    個社の話では無くとっつきにくい感もなくはないが、商社マニアは読んでおいて損は無い。

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著者プロフィール

1957年長野県生まれ。81年、東京大学経済学部卒業。日本長期信用銀行入行、調査部に配属。調査部ニューヨーク市駐在エコノミスト、マーケット営業部調査役などを経て、94年、長銀総合研究所主任研究員、97年、長銀証券投資戦略室長チーフエコノミスト。2001年、専修大学経済学部教授。現在に至る。この間、2004年に博士(経済学)を専修大学より取得。2012年度ロンドン大学(SOAS)客員研究員。2022年より経済学部長。主著に『現代日本経済 バブルとポスト・バブルの軌跡』日本評論社、2002年、『「失われた十五年」と金融政策』日本経済新聞出版社、2008年、『総合商社の研究』東洋経済新報社、2012年、『アメリカ連邦準備制度の金融政策』金融財政事情研究会、2014年など。

「2023年 『金融政策の大転換 中央銀行の模索と課題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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