- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492762097
作品紹介・あらすじ
20年後、東京はどのように変わっていくのか。アジアNo.1都市であり続けるための戦略とは!?東京がリーディング都市の地位を今後も失うことなく、グローバル・ハブシティとしての覇権争いを勝ち抜いていくために、どのような戦略にもとづいて発展するべきか。その問いに対する解答を示す。
感想・レビュー・書評
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【読書その87】東京の将来の都市計画を考えようと思って手に取った本。前半の東京をめぐる他の都市との比較データは有益。後半は提案が抽象的で具体性は乏しいか。
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地方自治体が戦略?もつわけないじゃん。ってことは、未来に向けた何をまとめた本だろうか。きっと、未来計画がまとめてあるんだろう。そう思って、買ってみた。
「東京の未来」ということで、都市計画系の話も期待しましたが、その部分のページはあまり多くありませんでした。
前段で東京のスペック評価が高いことを、中盤では弱点・懸念を、そして終盤で「未来戦略=今後のシナリオ4種」を紹介。
4つのシナリオは楽観から悲観までのバリエーションでした。
もちろん、楽観シナリオに向けた取り組みを進めるべきですが、悲観シナリオが発言しないような手当ても必要なわけで、今後の都知事の采配が見ものですね。
とはいえ、アジア地域の今後の発展スピードを超えられるかどうか、基本的には難しい未来です。
20年前から考えていた国外脱出シナリオの見直しは、未だ不要と思いました。 -
面白いです。
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東京を有望な未来にするには、やはりオリンピック招致がトリガーになるのだろう。
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東京都市圏の現状を踏まえた上で、世界各国の大都市の動向、東京都市圏の課題、今後のシナリオ、最良のシナリオに向かって実施すべき方策等を構想した本です。
東京都市圏は、世界最大3000万人を擁する巨大都市圏であり、経済的指標・研究開発指標等を中心に、世界の他都市を越える水準にあります。ただし、高齢化率の急激な上昇、生産年齢人口の減少、老朽化するインフラなど、大きな課題も抱えています。またアジアの大都市圏(上海・シンガポール・香港・ソウル)等の都市・インフラ戦略等を整理しています。
これらを踏まえた上で、4つのシナリオ(豪雨・長雨・曇天・晴天)に分けて方向性を検討しています。晴天にたどり着くためには、規制緩和・オープン化、競争促進・選択と集中、パラダイムシフト・社会構造改革が求められるとされています。
その後晴天シナリオに向かうための実行メニューを羅列しています。ここのメニューは「こんなことやったらよいのでは」レベルなので、☆1つ減点。
とはいえ、シナリオプランニングを含め、全般的に良い切り口で分析されているので、☆4つです。大都市東京の行く末に関心のある方は読んでみるとよいかもしれません。 -
東京は、私が将来住みたい街です。先日の東京都知事選挙で、石原新太郎都政の継承を訴えた猪瀬直樹氏が当選しました。東京はこれからどうなっていくのか、猪瀬新知事は東京をどう導いていくのか、非常に気になるところです。
(匿名希望 教育学部 英語)