コンピュータって: 機械式計算機からスマホまで

  • 東洋経済新報社
2.85
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492762134

作品紹介・あらすじ

私たちの生活に欠かせないスマホやタブレット、パソコンは、
どのように進化してきたのか。

私たちの生活を陰で支える大型汎用コンピュータの原点とは。

コンピュータとコンピューティングの過去・現在・未来について、
スミソニアン航空宇宙博物館のキュレーターが語ります。

デジタル情報時代に生きる現代人なら知っておきたい、
新しい教養がつまった本です。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    タイトルだけだと「コンピュータって何?」のアンサーブックのように思えるが、コンピュータの歴史の本だ。この本はどちらかというとハードウェア観点で歴史をまとめている。(ただし、訳者あとがきでは「ハードウェアに重点をおくこともできるが、特定の見方にしぼらず、総合的にとらえている」との記載がある)
    コンピュータの歴史モノの本はたくさんあり、とても分厚いものもある。この本は200頁くらいで比較的軽め。ざっくり戦争期から現代を追っかけるのならちょうど良いかと思う。

  • 科学史に詳しければ読む必要ないし、知識が無いと説明が淡白過ぎて何も分かんないのでは?

  • 資料ID:W0175531
    請求記号:548.2||C 29
    配架場所:1F電動書架C

  • 【選書フェア】
    資料ID:98141068
    請求記号:548.2||C
    配置場所:工枚選書フェア

  • 「ド文系でも読める進化史」らしい(笑)

    まさに知りたかったあたりのことが詳細に記述されている。
    ちょっと授業等でこれまで嘘を言っていたことが判明したところも。
    書評では、後半が端折り気味と書かれていることも多いが、まあ最近の話は他でも入手出来るのでバランスとしてはちょうど良いのではないかと。
    用語集や参考文献がまた役に立つ。

  • コンピュータ(というよりコンピューティング)の歴史書。
    二進法を採用した初めての計算機を作ったコンラート・ツーゼという方の名前は初めて聞いた。最初から二進法じゃなかったんだなぁ。初めてコンピュータの仕組みを学んだ時はそのうち人間が使ってるのと同じように、コンピュータも十進法で動くだろうなんてことを思ったが、そんなことはなさそう。
    後、チューリングがハードウェア、つまり実在のチューリングマシンを作ったことがないということも初めて知った。あくまで仮想の装置について論文で述べただけらしい。そういうことが思いつくのはすごい。
    それにしても、エイダ・ラブレスといい、グレース・マレー・ホッパーといい、昔はすごい女性のプログラマがいたんだなぁ。今だと女性プログラマですごい技術力の人って誰になるんだろ。パッと思いついたのは、WordPressプラグイン開発者の池田百合子さんだけど・・・。
    後、アップルに三人目の創業者がいたことも初めて知った。ロナルド・ゲランド・ウェインという方らしい。すぐに株を売って去ったらしいけど。

  •  わかりやすい本でもないし、翻訳者自身もそんなにこの本を大推薦しているわけでもなさそうだし、別に他の「コンピュータの歴史」の本と違うわけでもなかった。相当業界についてあらかじめ詳しく知っている人でないと、普通の歴史本と区別がつかないだろう。
     ただ、コンピュータの歴史において、政府・軍事主導による発展の形と、民間からの発展の形が二つあるのだが、民間が政府を圧倒して、やがてはその技術を民間から政府へと流れを逆転させた最大の要因は以下の引用からはっきりしているのが面白い。そして当たり前のことだ。

    P207【これら多くのオンライン・コミュニティの原動力はセックスであり、それはフェイスブックユーザーが自分の「ステータス」更新に抱く強迫観念にも現れている。歴史的に、この社会的原動力はネットワークを(男女いずれかとの)デート、正式な交際、あるいは結婚の相手探しの単なる手段にするものから、売春やポルノを含むいかがわしい目的に至るまで様々だ。1990年、UsenetがUnixオペレーティングシステムに関するディスカッションのためのカテゴリーを作った時に、コンピュータ・プログラミングやネットワークとは無関係なトピック一般のために(alternateを意味する)「alt」が作られた。ほどなくして「alt.sex」と「alt.drugs」が現れ、あるユーザーをして「それならalt.rock-n-roll」も作る芸術的必要性があるから作っておいた」と言わしめた。】

     訳者あとがきにもあるように、非常にマニアックな部分では、他の本と違うことを書いているようだが、それほど重大な書き方とも思えない。コンピュータとは何かを考えるには別の本でもいいと思った。

  • コンピューターの過去から現在を概観するにはよい本だと思います。やはり内容が幅広いだけに、技術的にも歴史を語るにもちょっと深みは出ないところです。でも、現在に至る流れはとてもわかりやすくまとまっています。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:548.2//C29

  • コンピューティングの歴史をハードの方から。世の中ソフトウェアの話ばっかりじゃない。次の10年も楽しみ。

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