『韓非子』に学ぶリーダー哲学

  • 東洋経済新報社 (2017年4月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784492961292

作品紹介・あらすじ

中国の戦国時代末期に活躍した思想家・韓非子。その著書は、性悪説の視点から冷静かつ深く人間を洞察し、現実に即した臣下の操縦法を説いていることでも知られる。

本書は、韓非子の著作の中から「人を読む」「仕事力」「リーダー」「人間力」「危機管理」という各テーマに沿って、ビジネスマンとして仕事に役立つ言葉を選び出し、紹介する。

著者は、日本製造業の一業種一社による異業種集団であるNPS研究会を運営。日本のものづくりを再生させるためにこれからの仕事はどうあるべきか、人材育成はどうあるべきか、あるいは中国人経営者やビジネスマンと仕事をする際に何を知っておくべきか、など、NPSの根底をなす「人間尊重」の思想を踏まえつつ、独自の視点から韓非子の魅力を読み解く内容となっている。

感想・レビュー・書評

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  • 韓非子のポイントがまとめられている。
    ただし、名言を解説するスタイルなので、韓非子全体の流れや、韓非子自身がなぜそう書いたのかがわからず、それを理解せずに鵜呑みにすることは危険だと思う。
    故に、必ず韓非子の他の本も読んだ方が良いと思う。

  • ルールを基本にしています。しかし、面白いと思うのは、韓非子などいろいろ本を参考にしていても人は失敗する生き物なんだなあと。

  • 「韓非子」読んでみたかったので手に取ったが、わかりやすくポイントがまとめられていた。
    組織をまとめ運営する方法として、性悪説にたち、部下たちに大きな権力は与えず、きっちりとルールで縛り、かわいがっていようが、嫌いなやつだろうが、罰と恩賞を平等に与える。すごくシステマチックでクール。現代の組織運営にも通用する考え方。義理人情を重んじる、日本人の中小企業の経営者とかだと苦手そう。大きな会社のちゃんとしたビジネスマンには合うんだろうな。

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著者プロフィール

1941年、備前市に生まれる。閑谷学校資料館職員。『岡山県立和気閑谷高等学校創立325年記念誌』『白木豊の生涯とその歌』、現在、『閑谷学校研究』編集担当。

「2006年 『日本の文化遺産・岡山の国際交流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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