ワンピース戦争 (童心社のジョイブックス)

著者 :
  • 童心社
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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494003655

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  • 1993年出版。4年生の男の子が主人公。ある日、スポーツ万能でケンカも強い“男の中の男”(文中表現)のゲンちゃんが、ピンクのワンピースを着て、髪の毛にリボンをつけ学校に来た事から始まる。教頭先生は“女の子は女の子らしい服装、男の子は男の子らしい服装をしなさい”と言っていたことからも、ひと昔前の認識の違いが大きいことがわかる。隣のクラスの先生からも、男女差別発言、児童への暴力が酷い。著者の丘修三の作品は好きだが、時代が変わりすぎてしまって残念。むしろ、その時代を反映させて書いているからこそ古さが際立ってしまうのだろう。
    何故、男の子はズボンで女の子はスカートなのか?考える一冊だが、現在の子どもたちに読んで欲しいとは思わない。
    学童期を1970年代に過ごした私でさえ、教師の暴力などに目をつぶりたくなるほど。この急激な認識の変化を再確認しました。

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著者プロフィール

【丘修三・作】  1941年熊本県生まれ。「ぼくのお姉さん」で児文協新人賞、坪田賞受賞。「少年の日々」で小学館文学賞受賞。

「2015年 『おばけのドロロン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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