- Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494006076
作品紹介・あらすじ
港や工場でたくさんの人が働いている、ひがしはまの町。この町のまん中にわらしこ保育園があります。体の大きな園長先生は、こどもたちからダンプえんちょうと呼ばれています。わらしこ保育園の年長クラスくじら組は全部で9人。くじら組でいちばん小さい子はさくらです。すぐ「こわいんだもーん」というので、みんなはさくらのことを弱虫だと思っています。
「ひがしはまの町中が、わらしこの運動場だよ」
神社の石段はすべりだい、じぞう山の太い木のつるは、ブランコです。
ある日、ダンプえんちょうとひなた山にやってきたくじら組の9人は、ほら穴をみつけて、海賊ごっこをはじめます。
さくらはお姫様の役になりますが、海賊からかくれているお姫様がつまらなくなり、今度は自分から海賊になります。さくらは海賊になりきって、こわかったチャンバラごっこが、できるようになります。海賊になったこどもたち9人は、正義の味方ダンプ丸に、宝物をかけていどみますが……。
『おしいれのぼうけん』につづく「絵本・ぼくたちこどもだ」シリーズ第2作。古田足日さん・田畑精一さんによる、集団のあそびの中で成長していく子供たちの姿を描いたロングセラー絵本。石巻市に実在した「わらしこ保育園」の実践をもとにした作品です。108ページの長編絵本です。お子様と読む時は、2、3回に分けて読んでも楽しめます。
感想・レビュー・書評
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子供はこうでなくっちゃ。
でも、これって、ダンプえんちょうみたいな
賢い大人がいればこそ!子供にとって、大事な環境って。昔の方がめぐまれていたのかもね~詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「港や工場でたくさんの人が働いている、ひがしはまの町。この町のまん中にわらしこ保育園があります。体の大きな園長先生は、こどもたちからダンプえんちょうと呼ばれています。わらしこ保育園の年長クラスくじら組は全部で9人。くじら組でいちばん小さい子はさくらです。すぐ「こわいんだもーん」というので、みんなはさくらのことを弱虫だと思っています。
「ひがしはまの町中が、わらしこの運動場だよ」
神社の石段はすべりだい、じぞう山の太い木のつるは、ブランコです。
ある日、ダンプえんちょうとひなた山にやってきたくじら組の9人は、ほら穴をみつけて、海賊ごっこをはじめます。
さくらはお姫様の役になりますが、海賊からかくれているお姫様がつまらなくなり、今度は自分から海賊になります。さくらは海賊になりきって、こわかったチャンバラごっこが、できるようになります。海賊になったこどもたち9人は、正義の味方ダンプ丸に、宝物をかけていどみますが……。」 -
昔の本だからら今ではありえないような表現、描写も多いけどそれでもおもしろくて子供が夢中で聞いていた。絵本と言うにはとても長い。
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海賊ごっこが面白そうだった。
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たたかいごっこが好きな息子のお気に入り。
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全集吉田足日子どもの本2で読んだ。挿絵があり、すべて平仮名である。屋外の森でのあそびで工夫した鬼ごっこである。最初は子どもだけであったが途中から園長が加わった。
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『おしいれのぼうけん』に続く「おれたちこどもだ」シリーズ第2段。1970年代の保育園を舞台に、子どもたちの冒険が描かれています。園長先生と一緒に「ひなたやま」へ出かけた園児9人の冒険譚です。
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▼福島大学附属図書館の貸出状況
https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90352636
(推薦者:人間発達文化学類 教員) -
個性の尊重って、本来はこういうものだと思う。