たすけて (絵本・こどものひろば)

著者 :
  • 童心社
3.20
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494008667

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて。センセーショナルな表紙が気になって手に取ったが、それとは裏腹に前半は綺麗な自然の写真が続く。これがカエルのたまごだよー。などと4歳の息子に見せながら捲っていくと、自然を切り崩してゴミ処理場を建設する事、環境問題へ警鐘を鳴らすための絵本だった。
    息子に説明することが難しかったが、つまりはそういうことを自分たちはしている・させているんだな。と思った。

  • 『たすけて!』
    森には小さな命がたくさん、たくさん生きている。
    『たすけて!』
    花が咲き、水が流れ、枯れ木には新しい命が、水溜りには小さな命が生まれている。
    『たすけて!』
    隣の山は人間達によって、巨大なゴミ捨て場になってしまった。
    『たすけて!』
    『たすけて!』


    谷古入谷を第二処分場建設から守る為描かれた一冊です。

    文章自体はそれほど難しくはないのですが、内容を性格に理解できるのは中学年くらいからなのかなあ?と。

  • この「たすけて」は奥多摩の「谷古入(やごいり)」が埋立地として森がなくなってしまうまでを追った絵本。
    全ての生き物が「たすけて」木々が「たすけて」
    凄く心にガツン!ときます。

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著者プロフィール

1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。多摩美術大学卒業。『ちからたろう』(ポプラ社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展〈金のリンゴ賞〉を受賞し、以降『ふきまんぶく』(福音館書店)、『とべバッタ』『オオカミのおうさま』(共に偕成社)などで多数の絵本賞を受賞。2009年、新潟県十日町の廃校を丸ごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」開設。2019年、ハンセン病回復者の国立療養施設がある瀬戸内海の大島で「Nさんの人生絵巻」を制作。

「2023年 『たべるぞ!たべるぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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