さくら子のたんじょう日 (絵本・こどものひろば)

著者 :
  • 童心社
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本棚登録 : 80
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494009480

作品紹介・あらすじ

お墓まいりの日は、あったかい日でした。坂元のおじちゃんもきていました。「四月から六年生か、最上級生だね」そういって、さくら子の頭の上に、大きな手をおいてくれました。お墓のそうじをして、ふと、石碑のうしろをのぞいたとき、そこに命日が刻まれていました。三月十五日、それは、さくら子のたんじょう日とおなじ日です。はじめて気がつきました。「はる子おばちゃん、わたしが生まれた日に、亡くなったの?」声をあげそうになったそのことばを、さくら子は、のみこんでいました。どうしてすなおに、いえなかったのか…。

感想・レビュー・書評

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  • 高学年向けの本

  • 栗の木と桜の木、お母さんと伯母さん

  • 時間が必要だったのね。
    そして、時間がそれを受け入れてくれたのね。
    素直に認められる心を育ててくれたのね。

    栗の木に落ちた桜の種が育って行くように、ゆっくりと、ゆっくりと。


    高学年か…中学生でもいいかもしれない、対象年齢。

  • 母親が、本当の母親ではないのかもしれない。
    でも。そんなこと信じられない。
    揺れ動くさくら子の心が痛いぐらい伝わってきました。
    なんとなく思春期になると、大人の微妙な心のうちも
    わかってきてしまうのが、大人への成長への一歩。
    いつか自分の名前のように、花を咲かせる、そう決めたさくら子へ、拍手を送りたいです。

  • 母の姉夫婦、おばさん夫婦に大切に育てられたんだね~「母のない子と、子のない母」を思い出した

  • 小学校高学年から

  • 自分の出生の秘密を知るまでのさくら子のもやもやとしたせつなさを描いた絵本。

  • 小学校5年生の読み聞かせ用に読みました。
    自分の名前の由来を知りたがる、親には聞けない事が出来る事、など少女に近づいたさくら子の気持ちが上手く表現されてます。

  • YAに分類してもいいかも。

  • これ好きだ。
    新鮮な朝の空気みたいな冷たさと清清しさ。

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著者プロフィール



「2016年 『なきむしに かんぱい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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