チム・ラビットのぼうけん (単行本図書)

  • 童心社
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本棚登録 : 264
感想 : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494011049

感想・レビュー・書評

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  • 「ぼうけん」というタイトルなのに書かれている物語の中身はチムの日常のこと。それでも、チムが日々出会うできごとこそが冒険なのだろうなと思わせてくれる物語だった。
    私たちが普段使うものがウサギをはじめとするいろんな動物の視線から書かれているのが、楽しい。
    書き込まれていない挿絵も、かわいくてやさしかった。
    チムが歌う詩やなぞなぞがとてもリズムがよくて心地よい。声にだして読んでみたくなる本だった。

    <小学校初級から中級向き>

    *****

    石井桃子さん訳はやっぱり大好きだ!すごく読みやすくて気持ちがいい!
    レインコートがレーンコートなところに時代を感じたり。
    やー、チムかわゆいですよ。かかしの話がいちばん好みだなぁ。

  • いたずらぼうずのあなウサギ、チムの短いお話集。「チムラビットとはさみ」は、特に語りのテキストに向いているということで、語ってみました。いたずらっ子は、自分も身体の毛を楽しそうに切る空想に身を委ねていましたが、そういう子は後でどうなるかなんて本当に考えていないようで、刈る時は楽しそうに。後では目をみはって(笑)聞いていました。読んで知っている子も、「そうだよ、そうだよ」というように、知っていても楽しんでくれました。3、4年生に語って薦めました。「チムラビットとはさみ」は、(14分)

  • こうさぎチム・ラビットの日々のぼうけんをえがく短編集。チムをはじめとする登場人物(動物)たちはみな魅力的で、お話もおもしろい。さし絵も、読み手の想像力をさまたげることなくお話の雰囲気を伝えていて、とてもいい。
    イギリスのファンタジー(たとえば『ピーターラビット』のシリーズ)にはしばしば辛辣なユーモアがあふれているが、このシリーズにはそれがない。どこまでもあたたかくやさしくチムを見守るまなざしが感じられ、小さい子ども向きの読み物としてふさわしい。
    けれど、『ピーターラビット』との共通点もある。こうさぎの日常のすぐとなりに、敵対者や死がひそんでいること。それゆえにふつうの日々はより輝き、命の営みの重さも感じさせる。かわいらしいだけの甘いお話ではないのだ。

  • チムがとってもかわいい!
    風や雷や雹を怖がるところや、かかしと友達になるとこ、ハサミをひろってなんでも切っちゃうとことか、なんかかわいい!
    続きも読みたい。

  • 田園にすむウサギ、チムがとても可愛らしい。大人になっては当たり前になってしまうようなことひとつひとつが、子どもにとっては新鮮なんだと再確認。チムにとっては、なんでも冒険の要素を孕んだ大事件。こちらもはっとさせられるような瞬間もある。それぞれの話が、小気味よく、明快で、時にじーんとさせられ、思わず「児童文学侮り難し」と感じ入ってしまった。

  • チム・ラビットと、大しぜんをぼうけんしよう!

    チム・ラビットは、小さい子うさぎ。チムは、外でいろんなものを見つけてあそびます。

    はさみを見つけて、自分の体の毛をぜんぶ切ったり、かかしを見つけてともだちになったり。めがねを見つけてコケを見てみたり、きのこを見つけてかさにしてみたり……。

    チム・ラビットが、大しぜんでいっぱい遊んで、いっぱい歌う、ゆかいなお話です。

    「チムのがらすでのぞくと、ほしのようなかたちをしたこけは 大きくなって、まるで みどりの花のように みえました。」

  • 帰る家があってそこにはお母さんがいる。それがどれだけ子どもに安心の土台を作るか。チムを見ていると思う。だからこそ思いっきり外の世界で遊べるんだ。外には喜びも悲しみもあるけれど自分と一緒に受け止めてくれる人がいるからちゃんと乗り越えていける。作者のアトリーがそういう環境でめいっぱい子ども時代を過ごしてきたからこその物語。楽しいだけじゃない。理不尽も悲しみも切なさも経験して大きくなる。

  • 幼いウサギの子、チムと一緒にいろいろなことを学んだり感じたり。
    ほぼひらがなで書かれているが、古い言い回しもあり、気にせず読み進めるには、それまでの読書量が求められるかも。

  • チムがかみなりをこわがったりしていたけれど、赤ちゃんのくつが落ちていたときにとどけてあげたのがやさしいと思った。

  • チムの可愛らしい日常を綴った物語。

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著者プロフィール

アリソン・アトリー 1884年、イギリスのダービシャー州の古い農場に生まれる。広い野原や森で小動物とともにすごした少女時代の体験をもとに、多くの物語やエッセーを書いた。日本語に翻訳された作品に『グレイ・ラビットのおはなし』『時の旅人』(以上岩波書店)、『チム・ラビットのおはなし』(童心社)、「おめでたこぶた」シリーズ、『むぎばたけ』『クリスマスのちいさなおくりもの』『ちゃいろいつつみがみのはなし』(以上福音館書店)など多数。1976年没。

「2020年 『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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