- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494012244
感想・レビュー・書評
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ゆっくりゆっくりと進む毎日を過ごしながら、ちょっとしたきっかけや小さな経験の積み重ねで成長していく幼稚園児の様子が丁寧に描かれている。
幼稚園の入園式の日、園門の前で泣いているのはみゆきちゃん。「やだやだ ようちえんなんか きらいだよーっ」
怖がりで泣き虫のみゆきちゃんは、いつまでたっても幼稚園に馴染めない。みんなとの遊びや活動にも参加できない。
ある日、また泣いているみゆきちゃんの膝の上に、みえこ先生があるものを乗せてくれて……
その日から、みゆきちゃんは少しずつ少しずつ変わっていく。
これは子供たちよりも、母に刺さった絵本。
あっという間に園に馴染む子もいれば、長い時間が必要な子もいる。その子のペースを信じて待つしかないとわかっていても、元気いっぱい友達いっぱいで幼稚園ライフを楽しんでいるお友達の姿がキラキラ眩しく見えたり、ヤキモキしたり、時にはイライラしたり、「いやいや、この子にはこんな良いところがあるんだからきっと大丈夫」と思い直したり。我が子たち、特に幼稚園時代の息子たちの色んなあれこれが思い出されて、しんみりと読んだ。ラストのみゆきちゃんの成長ぶりには、思わずホロリ。小学生になってもそれなりに色々あるけど、やっぱり信じて待つしかないんだな、と気持ちを新たにする。
淡々としていて、そしてちょっとユーモラスな絵と文で、大げさに感動を誘うような箇所はひとつもない。ちょっと地味に感じる人もいるかもしれないが、私はすごく好み。何事にもじっくり時間のかかる子を持つ親の背中を優しく撫でてくれるような絵本だ。
とは言え大人向け絵本というわけではなく、子供の目線で生活がいきいき描かれているので、子供たちにとっても親しみやすく、共感できる絵本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幼稚園に入園したみゆきちゃんは、「ようちえんなんかきらいだよー」と毎日泣いてばかり。でも、うさぎをだっこしたり、お泊り保育やいもほりなどいろいろな体験をするうちに、少しずつ笑顔になっていきます。新しい生活への不安な気持ち、そして、先生やお友達とかかわりながら、成長していく女の子の気持ちが伝わってきます。ぜひ、入園前の親子で読みたい絵本です。〔12月テーマ:ともだち〕
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3歳7ヶ月息子
去年1年間ほとんど毎日泣きがら幼稚園に行っていた息子なので、どこか共感するところがあるのか…?主人公の女の子とどことなく性格が似ていそうなのでそういうところもあって気に入っているのかも。 -
6歳11ヶ月の娘
3歳11ヶ月の息子に読み聞かせ
我が子は幼稚園だいすきで
なかなかった
なあ
行きしぶりも
ないなあ
もちろんそれはとても良いことだし
有難いことなんだけど
ママと離れたくないー
って泣いてる子みると
ちょっと憧れちゃったり -
入園はしたけれど、泣いてばかりの子…いたねー、いるよねー。そんな子の成長を1年間見守る、あったかいお話です。
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幼稚園がどんなところか、幸せな気持ちで我が子に伝えられそう。4歳の長女は気に入って繰り返しリクエストしてきた。
主人公の成長がほほえましくも頼もしい。 -
引っ越しで幼稚園を4カ所も変わった娘
どこの幼稚園でも泣いてばかりだった
あの頃の記憶がよみがえって来た
当時この絵本に出会っていたらな -
幼稚園に 行きたくなくて 泣いてばかりの みゆきちゃんの 一年間の 成長模様♪
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ようちえんに入って不安な子に!
だんだん自分の居場所を見つけて、確認して成長していく姿がなんとも言えなくいい。