ねこなんて いなきゃ よかった (童心社のおはなしえほん)

  • 童心社 (2019年12月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (34ページ) / ISBN・EAN: 9784494016358

作品紹介・あらすじ

ねこのももちゃんが死んだ。友だちがやさしくしんぱいしてくれるので、ついつよがり「はじめから、ねこなんていなきゃよかった」といってしまった。でも家にかえると、ももちゃんはもういない。みんながくらいかおをしていたら、かあさんがいった。「かなしいのはあたりまえ。みんな、なきましょ」すると、ももちゃんの思い出が次々よみがえってきて……かわいがっていた猫の死をきちんと受け止め、悼むことの大切さを描く絵本。

感想・レビュー・書評

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  • ささめやゆきさんの独特のタッチに惹かれて買いました

    去年一月、ミケのふーを看取ってから三毛猫を見るのは
    (たとえイラストでも)辛いのですが……
    毎朝写真に「おはよう」って言っています

    この絵本もやはり泣きました
    でも前へ!って励ましてくれました

    ありがとうももちゃん、ふーちゃん

    ≪ ねこなんて めんどうばかり ありがとう ≫

  • すごーく凄く大好きだったんだなって事が伝わってくる。
    お母さんの、今からみんなで泣こうか。っていうのが良いよなぁ。

  • 〝我が家の愛猫<ももちゃん>が死んだ。学校の友だちが、やさしく心配してくれるので、つい強がりで「はじめから、猫なんて、いなきゃよかった❢」と、言ってしまった…。家に帰ると、ももちゃんは、もういない。家族みんなが暗い顔をしていたら「悲しいのは当たり前。みんな、泣きましょ」と母さんが言った。すると、ももちゃんの思い出が、蘇ってきて…。「猫なんて、猫なんて…いてくれてよかった。ももちゃんと、会えてよかった」…〟死を受けとめて、悼むことの尊さを、やさしく教えてくれる絵本。

  • 家族の姿にグッときました。

  • 「いてくれてよかった。」

    号泣でした。猫との思い出がたまらなかった。(4分)#絵本 #絵本が好きな人とつながりたい #ねこなんていなきゃよかった #村上しいこ #ささめやゆき #童心社

  • 「泣こうか」と提案するお母さんがよかった。悲しみを抑えるのではなく、語ること、泣くことで、いい思い出として残す過程が描かれている。ペットを亡くしたことのある人は、読むときに泣かないように注意。

  • 大切な家族が天国へ‥
    悲しい中でも、いてくれて良かったという気持ちを改めて家族で共有。

  • ねこがかわいかった。つめとぎとかいろんなねこがかいてあって、いいなと思った。ねこがしんじゃってかわいそうだから、わたしに元気になってほしくて、海に行こうと言った友だちはやさしい。ぼくもうちの犬がしんじゃったら、きっとなく。みんななく。犬といっしょにあそんだり、やさしくしたりしたい。(小2)

  • ただいまと言ってもももちゃんが迎えに出て来ない事も、ももちゃんが使っていたお皿やクッションやおもちゃやキャットタワーを見て悲しくなる事も、痛いほどよくわかった。

    猫と暮らしていると面倒くさい事がある事も確か。毎日の健康管理で神経を磨り減らし、好きな時に好きな事が出来なくて、出掛けるのもままならない。決まった時間にやらなければならない事もある。

    それでも猫と暮らしたくなってしまうのは、それ以上に猫が幸せな気持ちをくれるから。
    だから、いなくなってしまったら悲しいのも苦しいのもつらいのも、当たり前で、それは大好きな証拠。

    だから、泣きたくなったら泣いてもいい。一緒にいられた時間が大切なら大切なほど寂しくて悲しくてどうしようもなくて。泣いても天国から戻って来てくれる訳ではないけれど、毎日思い出しては泣いて笑ってまた泣いて。そんな事を繰り返しているうちにいつしか自分の心の中にいる事に気付く。会えないのはやっぱり寂しいけれど、心の中にいるなら永遠だ。だから最初からいなければよかったとは思わない。出会えて、一緒にいられた時間は大切な宝物。

  • 死んでしまった猫のももちゃん、家族みんなで思い出を話す

  • てんごくへ いっちゃった ねこの ももちゃん

    ただいま…… ただいま…… ただいまあ!
    もう、ももちゃん、むかえに でてこない

    よるごはんのとき みんなしずかだった
    きっと みんな、ももちゃんのこと、かんがえてる

    「なこうか」

    きゅうに、おかあさんが いった

      ・

      ・

      ・

    ずっといっしょに暮らしてきたねこのももちゃんを思う気持ちを
    村上・ささめやのコンビが悲しく、あたたかく描き出した絵本

    毎朝あたまをかじられたおとうさん……おかげで朝寝坊しなかった

    ひざの上に乗せたままたせんたくものをたたんだおかあさん……おかげでいつもあたたかかった

    ノートにねっころがって勉強のじゃまをされたおねえちゃん……おかげでたのしく勉強できた

    いつもおふとんをせんりょうされてたわたし……おかげでいつ目がさめてもももちゃんの顔があってあんしんできた

    気ままな行動さえも“かわいさ”に逆転させてしまうねこ好きの心理をみごとにとらえた、“手元におきたい猫絵本”コレクションにくわわることまちがいなしの一冊

    さいごのページがめくれない

  • ほんの数分で読める本。飼っていたペットを思い出して涙が出そうでした。

  • 3.5
    3分10秒
    2025.06.21

  • ご家族のももちゃんへの思いが伝わって来ました。大切なペットが亡くなって、みんな悲しい気持ちをガマンしていた、そこでのお母さんのひと言に、なるほどなぁと。みんなで気持ちを共有する場面がよかったです。

  • 2024.1.25 4-1

  • 「なこうか」お母さんのひと言から、みんなで文句を言いながら泣いた。この世を去った猫のももちゃんへ思いが伝わってきます。

  • 絵がかわいい。
    寂しいけどみんなの前では強がって結局ぐちゃぐちゃになる感情をうまく描写している。

  • ももちゃんは天国に行った。友だちが私を慰めてくれた時、「ねこなんていなきゃよかった。」と言ってしまう。夜ご飯の時、みんなが黙っているので、お母さんが泣こうかと言う。じゃれたり、甘えたり、いたずらしたり、いつも隣にいてくれた、ねこのももちゃん。家族みんなの胸の中で、その姿は生き生きと輝いている。「いてくれてよかった。ももちゃんと会えてよかった。」(34ページ)
    ※私もペットを飼ったことがあった。世話するのが面倒なこともあったが、いてくれてよかったと思った。ペットの死を受け止めること。

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著者プロフィール

村上しいこ(むらかみしいこ)
三重県生まれ。
『うたうとは小さないのちひろいあげ』で第53回野間児童文芸賞受賞。おもな作品に「へんなともだち マンホーくん」シリーズ(たかいよしかず・絵)、「七転びダッシュ!」シリーズなど。
ホームページ
http://shiiko222.web.fc2.com/

「2023年 『防災室の日曜日 はんにんをつかまえろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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