SFショートショート (手塚治虫からの伝言)

  • 童心社 (2020年3月25日発売)
4.42
  • (5)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ) / ISBN・EAN: 9784494018567

作品紹介・あらすじ

短いストーリーの中に、起承転結を盛りこんだショートショートの世界。誰にも予測できない鮮やかな展開に息をのむ傑作ぞろいです! 実験で異常に知能の発達したネズミが人間に挑む「ヤジとボク」、突然変異で巨大化したカタツムリが人間を襲う「ゲルニカの巻」(『鉄腕アトム』より)、神に消された人類をたったひとりの少年が救う「7日の恐怖」、ブラック・ジャックが宇宙人の手術にいどむ「未知への挑戦」他、7編です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「ショートショート」とは、短い中に起承転結を盛り込み、オチの部分で読者を驚かせ納得させる小説のことです。
    代表格は星新一さんですね。
    手塚治虫さんもショートショート的味わいのマンガをたくさん描いており、その中からSFの作品を集めたものです。

    マンガと小説の決定的な違いは、マンガは何も語らずとも絵で多くの情報を発信できること。
    だから究極のショートショートである4コマ漫画というジャンルも成り立つのでしょうね。
    小説は読者の想像力に大きく依存します。
    細かな描写には詳しい説明が必要です。
    ふと、この話を小説で書いたらどうなるのかと思いました。
    文字だけでマンガと同じ内容を表現するのは不可能ですね。

  • アルジャーノンを思い出させる「ヤジとボク」。「7日の恐怖」は、映画のジャンクヘッドを思い出した。
    SFとショートショートの面白さを味わえた。

  • テーマに沿って作品を集めた、手塚治虫選集。
    シリーズまとめてや書かれた年代順に読むのももちろんいいけれど、テーマで集めるのも興味深い。
    コミカルなものからシリアスなものまで様々で面白かった。
    「ブラックジャック」からの作品が一番好きかな。

  • 読みたいから読む本で無いが読むと読みたくなる

  • 手塚作品をテーマ別に数話集めたシリーズ。
    今回はSFショートショートで、7話収録。

    長編の手塚作品はもちろん大好きですで読んでいたけれど、ショートショートのお話のテンポの良さとオチの秀逸さに感動しました。
    ショートショートの面白さと、手塚作品ならではのメッセージ。素晴らしいです。

  • 手塚治の短編を集めたアンソロジー 編者のコメントがあり、なるほどといえるもの。1話の中で完結している手腕は見事。未読の作品多し。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1928 年11 月3 日、大阪府生まれ。大阪大学医学専門部卒。1947 年に『新宝島』を発表し、映画の手法をとりいれたストーリー漫画として注目される。その後、数々の新しい表現方法でストーリー漫画を確立し、漫画を魅力的な芸術にした。1961 年、手塚治虫プロダクション動画部(のち虫プロ)を設立。日本初の長編テレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などで日本中の子どもをとりこにした。漫画とアニメーションすべての作品は、手塚の永遠のテーマである「生命の尊さ」で貫かれている。『手塚治虫漫画全集』(講談社)は全400 巻に及ぶ。1989年2 月9 日に60 年の生涯を閉じた。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

手塚治虫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×