糸子の体重計 (単行本図書)

著者 :
  • 童心社
4.10
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本棚登録 : 151
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494019564

作品紹介・あらすじ

おいしいものを食べると、むくむくって元気になる。幸せ!って思える。それで、明日はきっと、いいことがあるって、そう信じることができるんだ。

感想・レビュー・書評

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  • みんな、それぞれ、生きている。
    その他大勢なんていない。
    みんな、生きているんだ。

    食べることを、楽しいこと、幸せなことだと思えるのは、それだけで、本当に幸せなことだと思います。
    それができる人に、憧れます。

  • いとうみく(作) 
    佐藤真紀子(絵)
    『糸子の体重計』
    童心社 

    いい!(笑) たまらなく!

    小学5年生の、5人の子どもたちを主人公に、「つながる」5つの短編集。

    なかでも、超主人公、強烈な個性の 糸子 。
    この子の持ち味が光を放ち、刺激となり、成長を促す。

    本書の子どもたちは、それぞれがそれぞれな「思い」を持ち、自分で自分と向き合っている。その現し方が魅力的で「いい」。

    そして、大人が過干渉になっていないのが「いい」。
    糸子のおばあちゃんも、保健室の先生も、まみのおかあさんも、絶妙の間合いに留まりそれでいて助け舟なのが「いい」。

    問題解決に立ち向かう力を持とうとする子どもたちの、その力の発現を大人たちは見守るべきと思える作品だ。

    無垢でがむしゃらな自己表現と、周りの目とのせめぎ合いに揺れながら成長をする子どもたちの姿が切ないほどだ。

    そんな中で自分たちで得たものは「本物」だ。

    「逃げたり、目をそむけたり、そのときは楽なんだよね。傷つかないから。でも、なにも解決しない。」
    立ち向かう力もある。

    ――嫌なことがあっても、くそって思うことがあっても、おいしいものを食べると、むくむくって元気になる。幸せ!って思える。
    それで、明日はきっと、いいことがあるって、そう信じることができるんだ。
     
    子どもがこの作品を読むと、むくむくって元気になる。幸せ!って思える。
    それで、明日はきっと、いいことがあるって、そう信じることができるんだ。(真似)(笑)
     

  • 「体重」をきっかけに、繋がっていく短編集。
    でてくる語り手の子どもたちが、個性があって、屈折してても、すごくいい子たちです。
    友だちっていろいろ難しいのね。だけどそれぞれ考えていることがあって、こうしたい、なりたいって思いがあって―いいなぁ。好きだなぁ。「友だち」って大変だけど、こんなにステキなものはないですね。
    全てが明るいことばかりではないのだけれど、この本を読み終わった後、ステキな気分になりました。

  • 糸子の存在によって、みんなの日頃のモヤモヤとか悩みが少し和らいでいきます。主人公だけじゃなく、同じ物事を別の人の目線で書かれたお話、個人的に好きです。あー、その発言の裏にはそういった事情があるんだなーと親近感が湧きます。

  • 6年教科書掲載本

    登場人物の一人ひとり、みんなあるあるならぬ、いるいる。

    糸子みたいな子がいれば、またはこんなふうになれれば。

    読後感最高でした。

  • とても良かった。
    五つの短編が収められていて、短編ごとに登場人物の中から主人公が入れ替わるから、本を読み終わる頃にはどの子も近しく感じられる。
    タイトルにもなっている糸子のキャラが好きだなー。
    ガサツでデリカシーに欠け、ガハハと笑い、素直で真っすぐな、小学生なのに年季の入ったおばちゃんみたいな、いい子(笑)

    それぞれが友達関係や家族関係につまずきながらも、人と人の関係の中で助けられたり、前を向いたりしていく。

  • 糸子たちの、それぞれの家の事情とか、性格とか、この子がこの子のことをどう思っているのかとか、面白い。たまにくすって笑える。色んな出来事で友達関係が変わったり。結構オススメ!

  • 2012.12.4 読了

  • 糸子のキャラが物語が進む中でえらい変わってないか?と思うのだが、まあこういうよくある形式の小説は、結構好きである。
    欲を言えば、最後にすべてを統合した物語を読みたかった。

  • 数日かけて子供に読み聞かせ。主人公と同じ年の長男と3才下の次男共に大爆笑。糸子の明るい性格、場をなごませる発言、友達なら最高!
    『かあちゃん取り扱い説明書』も同じ作者だったんだ!あれも面白かった。
    本当は自分で読んで欲しいんだけどね。下の子は読み聞かせ途中で寝ちゃうこともあったし。。。

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著者プロフィール

いとうみく 神奈川県うまれ。『糸子の体重計』(童心社)で日本児童文学者協会新人賞を、『空へ』(小峰書店)で日本児童文芸家協会賞を受賞。『二日月』(そうえん社)、『チキン!』(文研出版)が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれた。著書に『かあちゃん取扱説明書』(童心社)、『おねえちゃんって、もうたいへん』をはじめとする「おねえちゃんって、」シリーズ(岩崎書店)など。2020年『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞を受賞。

「2021年 『つくしちゃんとおねえちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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