ぼくのこえがきこえますか (日・中・韓 平和絵本)

著者 :
  • 童心社
4.31
  • (18)
  • (11)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 155
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494019670

作品紹介・あらすじ

戦場で砲弾にふきとばされたぼくの体はとびちり、足も顔もなくなりました。でも、ぼくの心は弟の怒りを見、母さんの悲しみを見ます。憎悪と復讐がどれだけむなしいものか。「だれのためにころし、だれのためにころされるの?」戦争を起こそうとする黒い影が見えますか?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 戦死した人の魂が訴えかけてくる。
    リアルな絵でないことがこれほどまでに訴えかけてくる。
    何度も言うけどやっぱり戦争はダメだ。
    悲しみしか生み出さない。

  • 悲しむ母さんを置いて戦争に行き、死んでしまった「ぼく」。叩きつけるような絵筆の勢いで抽象的に描かれた、戦争のむごたらしさ、残された人々が抱える悲しみ、怒り、憎しみは、果てしなく増殖していくのです。世界中で、「ぼくのこえ」に耳を傾け、私たちの声として「戦争をやめろ」と響かせなければ!

  • <企画展>田島征三展『ふきまんぶく』―それから、そして、今― | 展覧会 - 世界初の絵本美術館|安曇野ちひろ美術館
    https://chihiro.jp/azumino/exhibitions/04868/

    ぼくのこえがきこえますか (日・中・韓平和絵本) :田島 征三 - 童心社
    https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494019670

  • 力強い。
    まるで抽象画のようで、だけど痛いぐらいに具象でもある。
    1ページ1ページが、迫ってくる。想像させられる現実。
    おとうとが出てきてからのくだりは特に。
    この表現は、凄い。

  • 日・中・韓 平和絵本 シリーズ
     その5・ぼくのこえがきこえますか

    ※この本の紹介は「父さんたちが生きた日々」をご覧下さい。

    2024/01/30 更新

  • ボランティアの方の読み聞かせ
    *********
    ★2023.11(2-1)

  • 今も地球上で戦争が起こっています。世界中で読んでほしい絵本です。

  • 戦争の悲しさについての絵本

    荒い筆遣いで魂やエネルギーや感情を強烈に描き出している。
    絵本ならではというべきか凄い表現法。

    ひょっとして、映画「この世界の片隅に」の爆発のシーンはこの本の影響を受けているのかしら

  • 2022.5 6年 動画

  • 誰が、なんのために、戦争を起こすのか? 多くの怒り 悲しみ なぜ、同じ人間同士が殺しあうのか ぼくのこえが聞こえますか

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。多摩美術大学卒業。『ちからたろう』(ポプラ社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展〈金のリンゴ賞〉を受賞し、以降『ふきまんぶく』(福音館書店)、『とべバッタ』『オオカミのおうさま』(共に偕成社)などで多数の絵本賞を受賞。2009年、新潟県十日町の廃校を丸ごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」開設。2019年、ハンセン病回復者の国立療養施設がある瀬戸内海の大島で「Nさんの人生絵巻」を制作。

「2023年 『たべるぞ!たべるぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田島征三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×