赤い蝋燭と人魚 (若い人の絵本)

著者 :
制作 : いわさき ちひろ 
  • 童心社
4.07
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本棚登録 : 85
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (53ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494021178

感想・レビュー・書評

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  • 鉛筆で描かれたいわさきちひろさんの絵も、駒子さんのと同じように小川未明の作品とマッチしていました。

  • 小学生のときに読んだきりだったのを、青空文庫アプリをとった機会に再読。心変わりの怖ろしさ。赤い蝋燭を見てみたくてしょうがなかったのを思い出した。

  • カテゴリに悩む一冊です。
    作家は皆さんご存知の小川未明ですが、この本に限っては「いわさきちひろ」の絵に惹かれ購入したからです。
    しかも未完のまま遺作となってしまったにも関わらず発行されたという曰くものです。
    病魔と闘いながらも最後まで筆を折らなかったちひろさんの気持ちが絵から伝わってくる一冊です。

  • 物語の「人魚」といえば、大概はネズミー小・人魚らへんなんじゃないかと思うが、私にとってはこれだった。囲われモノでも、愛されてれば幸せなのに。それ以上何も求めてなんかいなかったのに。

  • いわさきちひろの未完の遺作。
    この画家の描く少女のきゅっと上がった目尻がとても好きです。
    いろんな意味で大切な一冊となりました。

  • いわさきさんのカラーが見たかった・・・。文章がキレイ。

  • これ小さい頃に読んでトラウマになった。
    でも今改めて読んだらそんなことなかったなー。
    童話系っていい人はずっといい人なのにこれはいい人→悪人になるんだよね。めずらしい…。

  • この本を読むと、やっぱり中原中也の詩、「海にいるのは、あれは人魚ではないのです。海にいるのは、狼ばかり。。。」というような(すみません、ハッキリとはおぼえていません)詩がつい、思い出される。
    中也も金沢生まれ、未明も新潟生まれだから、やはり、日本海の荒涼とした海を背景に作られた作品だからなのだろう。新潟の水族館などに行くと、ときどき、この話の人形劇を映画にして、上映している。幼い頃、母に「早く帰ってこないと、捕まえられて、サーカスの人たちに売られちゃうよ」とよく怒られた記憶があるが(サーカスの人たちに失礼ですよね!)、薄暗い夕方の物悲しい気分と相まって、泣きそうになった。そんなことを思い出させる。
    石井桃子やいぬいとみこ等による児童文学の記念碑的評論集「子どもと文学」(在庫切れ)では、随分、この作品はたたかれていたが、それでもやっぱり子どもをひきつけることは、否定できない。なぜ、ひきつけるのかといえば、このお話の中に、「おそろしいもの」がファンタジーとして登場してくるからだと思う。誘拐犯が子供を監禁してどうのこうのといった生々しい話には、なにか想像力を枯渇させるような物が含まれている。ファンタジーとして登場してくるからこそ、一気に想像力を掻き立てられ、本当は、日常の中に潜んでいるはずの怖ろしいものを、心のどこかで知ることができるのだと思う。

  • 綺麗なお話。

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著者プロフィール

小川未明(オガワ ミメイ)
1882年新潟県高田(現上越市)に生まれる。坪内逍遥や島村抱月から指導を受け、ラフカディオ・ハーンの講義に感銘を受ける。卒業後、早稲田文学社に勤務しながら、多くの作品を発表する。1925年に早大童話会を立ち上げ、翌年、東京日日新聞に「今後を童話作家に」と題する所感を発表し、童話専念を宣言する。1946年に創設された日本児童文学者協会の初代会長を務め、1961年没。童話の代表作としては「月夜と眼鏡」のほか、「金の輪」「赤い蝋燭と人魚」「野薔薇」などがあげられる。

「2019年 『月夜とめがね』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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