ふたごの魔法つかい (フォア文庫 A 79)

著者 :
  • 童心社
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本棚登録 : 61
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494026852

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  • 川北さんの『はらがへったらじゃんけんぽん』というお話が、パワーがあってよかったので。絵本も読んでみたくなった。

  • ■き036
    #ふたごの魔法つかい
    #1階本棚
    #小学校低学年から中学年

    ■出版社からの内容紹介
    ぎんなんのような小さな魔法のタネをめぐって、デデブとネネブのふたごの魔法つかいが戦いあう。小学校低・中学年向。

    #121ページ
    #寄付本

  • おばあさん双子の魔法使いのネネブとデデブは草を茂らせる魔法使いと花を咲かせる魔法使いだった。
    あるとき、デデブがもう花を咲かせるのが嫌になり魔法の種を人間の子供に売ってしまう。
    2人のケンカの末、棲み処の公園のイチョウの木は真っ二つに割れてしまう。
    デデブから種を買ったリエちゃんとオバタミンはネネブに協力することにする。
    2人は昔の自然が生きている世界に連れていってもらい、2人だけの呪文を授けてもらう。
    デデブとネネブの壮絶な戦いは止められたが2人の魔法使いはひまわりを守ってという言葉を残して姿を消すのだった。

    タイトルだけは知っていたけれど、全く読んだことのなかったシリーズ。
    双子の魔法使いの女の子が主人公なのかと勝手に想像していたら違った。
    こんなおばあさんがタイトルだったのか。
    魔法使いは魔法使いでもなんでも出来るのではなく、魔法で出来ることは1つしかないという設定は好き。
    花や草を咲かせてけんかをする2人が子供っぽくて微笑ましい。

    リエちゃんはいいとしても、小畑たみ子でオバタミン。
    時代を感じるあだ名。
    リエちゃんとオバタミンどっちがより主役なのかいまいち分らなくてちょっと戸惑った。
    どちらも同じくらいなのだろうか。
    2人は昔の風景を一瞬見せるくらいの魔法しか使えないのだろうか。

    自然を壊せるのは人間だけ、というデデブの言葉が耳に痛い。

    現れた魔法使いが消えて終わる終わり方は分かりやすくて、まとまりがいい。
    最後、2人で1人になったように見えるネネブとデデブ、2巻目以降ではどのようにして現れるのか気になるところ。

  • 実現しないお話です。別の世界へいけるお話で、とてもおもしろいです。

  • 古本で購入

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。『はらがへったら じゃんけんぽん』で第4回日本児童文学者協会新人賞受賞。「ふたごの魔法使い」シリーズ(童心社・フォア文庫)、「マリア探偵社」シリーズ(理論社・フォア文庫)、「おほほプリンセス」シリーズ(ポプラ社)、絵本「のんびり森」シリーズ(岩崎書店)など著作は多数。児童文学のほかに漫画原作や演劇脚本の仕事も手がける。絵本近著に『びっくりゆうえんち』(絵:コマヤスカン/教育画劇)。

「2017年 『はやくちことばで おでんもおんせん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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