ふたごの魔法つかい風と火の国 (フォア文庫 A 118)

著者 :
  • 童心社
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  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494027217

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  • ゲームセンターの「スペシャル・タマゴン」というゲームの中に現れた魔法使いのネネブ。
    ゲームに興味を持っていた由香が工事現場の穴の中でネネブに出会い、この世界とは隣の世界の風と火の国へ行くことになる。
    風と火の国では風の民と火の民がずっと昔から争っていて戦争をしているのだった。

    ふたごの魔法つかいシリーズ5冊目。
    今までもメッセージ性のあった話ではあったけれど、今回は戦争がテーマ。
    小学生低学年向けくらいなのに重い。

    生まれたときから戦争があって、幸せという単語を知らない少年マヨラ。
    由香に介抱されて目を覚ますもののまた戦争を止めに行ってしまう。
    由香とネネブたちは何とか風と火の国から脱出することは出来ても戦争は止むことはないし、マヨラもおそらく助かっていない。
    確かに魔法でいきなり戦争を止めるというのはおとぎ話すぎるかも知れない。
    由香が自分のせかいの平凡さを幸せだと気づく物語かな。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。『はらがへったら じゃんけんぽん』で第4回日本児童文学者協会新人賞受賞。「ふたごの魔法使い」シリーズ(童心社・フォア文庫)、「マリア探偵社」シリーズ(理論社・フォア文庫)、「おほほプリンセス」シリーズ(ポプラ社)、絵本「のんびり森」シリーズ(岩崎書店)など著作は多数。児童文学のほかに漫画原作や演劇脚本の仕事も手がける。絵本近著に『びっくりゆうえんち』(絵:コマヤスカン/教育画劇)。

「2017年 『はやくちことばで おでんもおんせん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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