なんにもせんにん (紙芝居ベストセレクション 第2集)

  • 童心社 (1972年11月1日発売)
4.42
  • (6)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 10
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (12ページ) / ISBN・EAN: 9784494076260

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うん、これは面白い。
    紙芝居化すると面白さ半減というものも多いのだが、これはより面白くなっている。
    佐藤わき子さんの絵の果たしている役割がとても大きい。
    「せんたくかあちゃん」のシリーズで有名な方だが、こちらは色合いが優しく、大きくなったり小さくなったりのデフォルメが楽しい上に表情も豊かで、見ているだけで笑えて来る。
    テキストもリズミカルなので、明るく愉快に演じられそうだ。
    絵本には登場しなかった「助言する老人」という存在もあり、そこが現実的な色合いを持つ。
    金貨がザクザクというのも、庶民の夢が叶ったラストで気持ちが良い。
    刈り入れの季節にぜひ。絵本よりもこちらがおすすめ。
    約9分。

    働くことが喜びに繋がる経験って貴重だよね。
    このお話が、結果がすぐ見える生産業だということも大きなポイントだけど。

  • たすけの家にやってきた「なんにも仙人」は、たすけがなまけていると、どんどん大きくなっていきました。

  • 2022.10.14 2-1

  • 読了

  • 怠ければ怠けるほどふとっていく「なんにもせんにん」となまけんぼの主人公の顛末に最初から最後まで釘付けになって見入っていました。
    昔話風の語り口だったので理解でかかるかな?と少し不安でしたが、前後の言葉で概ねわかっている様子でした。(3歳10ヶ月)

  • H28.5.25 おはなしの部屋(トワイライト)

  • 紙芝居。なるほど面白い!紙芝居になると残念な作品になるものが多いのですが、これは良かったです(*^-゜)b

  • 2022年度 2年生 3年生
    山口県に伝わる昔話。
    昔々ある山里に日本一のなまけもののたすけが住んでいた。
    ある日、壺の中から現れた「なんにもせんにん」は、
    たすけが怠けているとどんどん大きくなり、ついには家からはみ出るほど巨大化する。
    白い髭の老人が現れて、たすけは生まれて初めて仕事をすることに…
    さてさてどうなっていくのか…
    絵もお話もほどよく力が抜けていて、笑える面白いお話です。
    そして楽しく働くことの大切さをユニークに表現しています。
    みんなの家には「なんにもせんにん」いないかな〜?
    2022年度 幼稚園4歳児 幼稚園5歳児
    怠け者の主人公たすけのもとに現れた小さな小さな【なんにもせんにん】。
    たすけがなまけると日に日に大きくなり、困ったたすけは真面目に働くことに。
    するとなんにもせんには・・・。
    【カン カン カン カン カンカンカン】
    拍子木を鳴らし、紙芝居が始まるよーの合図で紙芝居持ち手と語りの2人で大型紙芝居を読みました。
    いつもと違う雰囲気で始まり、子どもたちは最初から最後まで興味深々の様子でお話を聞いてくれました。
    普段とは違う読み方だったので、とても緊張しました。
    2019年度 1年生 紙芝居 合同
    怠け者のたすけの家にやってきたなんにもせんにんは、
    たすけが怠けているとどんどん大きくなっていき、たすけは家に入れなくなりました。
    たすけが楽しく仕事を続けていくと小さくなっていき、また元の壺の中に。
    いろいろな教えが含まれている、分かりやすいお話だと思います。
    2018年度  1年生 合同 紙芝居
    1年生は初めての大型紙芝居や拍子木の音に
    初っ端から食い入るように見て聞いてくれました。
    配役によって声が変わるのも凄〜い!と言いながら
    聞いてくれている子もいました。
    最後の大金持ちになるシーンではニヤッとしながら
    「え〜なぁ〜」と言っている子達が印象的でした。
    2010年度  2年生 2月 合同 紙芝居
    2010年度  4年生 1月 合同 紙芝居

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

川崎大治:1902年北海道生まれ。戦前はプロレタリア児童文学の作家として活躍。戦後は日本児童文学者協会の創立に参加し、数多くの童話、民話、紙芝居の作品を発表した。絵本に『かじかびょうぶ』(童心社)、紙芝居に『池にうかんだびわ』[第一回高橋五山賞]『なんにもせんにん』『いもころがし』『いなむらの火』(以上童心社)などがある。1980年没。

「2021年 『紙芝居 ぶんぶくちゃがま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川崎大治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×