紙芝居 さらやしきのおきく

  • 童心社 (2004年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (16ページ) / ISBN・EAN: 9784494077090

作品紹介・あらすじ

古典怪談『皿屋敷』を元にした、落語紙芝居。
前半には残忍な愛憎劇である古典怪談『皿屋敷』の内容が、後半はそのパロディである落語のわらい話が展開されます。関西弁をいかした語り口で、演じる楽しさのある紙芝居です。
「5まーい」「6まーい…」と、皿の数を数える場面は怪談らしい怖い魅力もあり、観客がひきこまれます。
高齢者施設でのお話会や、小学生向けのお話会など、幅広い年齢層で楽しまれている人気の落語紙芝居です。

感想・レビュー・書評

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  • 〝むかし、姫路の代官・青山鉄山の屋敷に<お菊>という綺麗な娘が働いておりました。ある日鉄山は、家宝の皿を出してきて「これお菊。この十枚の皿をお前に預ける。決して失くしたり、割ったりしては、ならんぞよ」「かしこまりまして、御座います」・・・〟怪談『播州皿屋敷』を紙芝居で読む、大笑い落語劇場版。皿を数えるお菊さんの幽霊を見ようと、見物人まで出るようになって、夜店の屋台には<お菊饅頭><お菊煎餅><お菊最中>に<お菊政宗>というお酒まで売りだされ、今夜も大盛況!…「待ってました―っ! お菊さ―ん、日本一!」。

  • 子どもむけ紙芝居なので、前半はお菊が折檻されたり殺されて井戸に投げ込まれるところは、さらりと。そして後半の面白い部分だけを強調して描いてある。
    演芸の世界でもコンプライアンスが厳しくなり、江戸時代の噺であっても、お菊が美人で人気あるというルッキズムなど、扱いを間違うと客層によっては全くウケない事象があるという。世知辛い世の中になったものである。皿屋敷の前半は、セクハラとパワハラ中心の噺で、今の世なら犯罪で男性が裁きを受ける身になってしまう。子どもには理解が追いつかないだろうなぁと推測。お話会の演目を決めるのに古典や昔ばなしを選ぶのに苦悩している。

  • むかし、10枚組の大切なお皿を1枚なくしてしまった罪を問われて、井戸になげこまれたおきくは、幽霊になりました…ご存知「番町皿屋敷」のお話の落語を紙芝居でお楽しみください。怖くて、すずしくなりますよ~。

  • 2024年6月25日(火)朝学
    5年A組
    先々週4年生で読んだ紙芝居を、5年生にも読むことにしました。
    今回は、お菊さんを知っている子が何人も!
    「姫路(お話の舞台となったところ)は、何県でしょう?」と質問すると、すぐに「兵庫県!」と答えてもくれました。
    5年生になって、昨年度より少し落ち着いたように感じます。
    大きな声での反応はあまりなかったのですが、やっぱり理不尽な場面では「うわっ」となり、おもしろい場面では「くすっ」となっていました。
    みんなで聞く楽しさを感じ取ってくれていて、うれしかったです。
    (読み手:M)


    2024年6月11日(火)朝学
    4年A組
    途中までは、怪談『播州皿屋敷』、その後の話も追加された紙芝居になっています。
    読む前に、子どもたちに『播州皿屋敷』を知ってるか問うてみたら、全然いなかったのが、驚き!
    (「『1ま~い、2ま~い』ってお皿を数えるやつだよ?」と言っても、キョトン...。そうなのか...)
    私は怖い話が苦手なので詳しくは知らなかったのですが、理不尽でかわいそうな話なんですね(お菊さん)。
    その場面になると、子どもたちも、「えぇ!?」「ひどすぎる」と憤っていました。
    長屋の男たちが出てくるところからは、落語的なおもしろさが満載。
    読んでいるこちらも楽しいのですが、子どもたちも笑ったりツッコんだりして、存分に満喫してくれました。
    最後まで読んで、もしかしたらオチがよく分かってない子がいるかも?と思い、無粋ながら説明を。
    「あぁ~!」と納得の子どもたちでした(笑)。
    高学年向きの紙芝居ってなかなかないような気がするので、重宝しそうです◎
    (読み手:M)

  • H30.1.11 おはなしの部屋(トワイライト)

  • 8月読み聞かせ。テーマは「おばけ」。
    去年もやった…つーか、何回もやってる。モチネタ!

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著者プロフィール

桂 文我:三重県生まれ。1979年桂枝雀に入門。1995年四代目桂文我を襲名。現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。全国各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催。また、子ども向きの落語会の「おやこ寄席」も開催している。落語を題材とした絵本に、『えんぎかつぎのだんなさん』(福音館書店)、『りゅうぐうじょうでさがしもの』(童心社)、『ふたりでひとり』(フェリシモ出版)、『しまめぐり』(ブロンズ新社)、『月きゅうでん』(小学館)、「桂文我のでっち絵本」(BL出版)シリーズなど多数。

「2023年 『かまどろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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