思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術: 現役弁護士が書いた (DO BOOKS)

著者 :
  • 同文舘出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784495569112

感想・レビュー・書評

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  • 交渉・説得が論理的・理論的に書かれていました。
    まずは感情を排除する。
    理屈ではわかるけど中々できないかなあ。

    一見当たり前のことが書いてあるので、もう少し読み込まないと作者の真の意図がわからないかも。

  • たった1日のうちでも、説得と交渉の場面は何度もある。しかし、通常はあれこれ悩むばかりで、積極的に相手を動かしていこうと戦略を立てることは稀である。ところが、説得と交渉には「技術」があり、意識をある方向に換えるだけで、他人を思いどおりに説得し、交渉を有利に展開していくことが可能となる。そして、その技術は習得可能なのである。(Amazon.co.jp)

    前回レビューした 同業の弁護士から「どうしてそんなに仕事ができるの」 と言われる私の5つの仕事術 と同じ著者。弁護士の仕事は、訴訟相手や裁判所、時には依頼者へも交渉や説得を行うプロ集団。しかし高度な交渉術なのかと思いきや、基本に忠実でソツのない内容でした。分かりやすくいうと、「シッポを絶対につかませない交渉術」的な感じ。やはり交渉・説得もコミュニケーションのひとつなので、基本が大切ということですね。また、実践的で参考になる部分が多く、交渉術の指南書としては完成度が高いと思う。以下、目次を備忘メモ。



    ・1章 交渉の基本的な考え方

    ・2章 交渉の手順

    ・3章 交渉をコントロールする

    ・4章 相手の自尊心を尊重して説得する

    ・5章 相手の心理を利用して説得しよう



    個人的に3章と5章は、新たな気づきをいくつかいただけた。著者が言われるように、交渉は決して「勝ち負け」ではないが、善人に徹して交渉すると目的達成は不可能に近い。交渉相手は千差万別いるワケで、こちらを騙そうとする輩も少なからずいるため。気心知れた方には無用なのですが、やはり性悪説に基づいて交渉をスタートする必要性は感じてしまう。他にも、さまざまなシチュエーション設定がされており、どのような交渉・説得を行うべきかという事例がいくつもあるので、とてもイメージしやすかった。

    正直に言うと、私の仕事は交渉・説得はそんなに多くない。しかし、大きなプロジェクトを動かすときは交渉したり、メンバーを説得することで意志共有を図るときはある。そんなときに、このスキルがあるかないかで結果は大きく変わってきそう。一回読了しただけでは全ては取り込めないので、改めて読み込むことで交渉・説得力に磨きをかけていこうと思います。

  • 脅しに対する対処法はじめ、、
    タメになること多い。

    経験を積んできたからこそ、
    「あー、そうそう!!」って一体化する感じ。

    繰り返し読むのに適すと感じる。

  • ■概要
    現役弁護士が書いている本です。
    主に民事の裁判のケースを出して、解説をしています。
    なのでB to Bの形でお客様に対して価格交渉をする、というケースには
    そのまま使うのは難しい感じです。
    (どちらかというと感情マネジメントに軸足がある感じ)

    ・交渉の基本的な考え方
    ・交渉の手順
    ・交渉をコントロールする
    ・相手の自尊心を尊重して説得する
    ・相手の心理を利用して説得しよう


    ■使える
    「感情の波に押し流されそうになったら沈黙する」
    はい、私が沈黙しているときは、↑のような状態だと思って、
    見守っていてください。

    「感情と理性を区別する」
    理性は感情の力には勝てない、という前提で、
    もし相手が感情の世界に入ってしまったら、まずは
    現実世界に連れ戻そう。


    あなたのこころ、読ませていただきます。

    eno

  • 実務につく前に読んでおくとよい本だと思います。
    あと、契約担当や営業マンの方にもお勧めの本です。

    「弁護のゴールデン・ルール」の日本版・入門版。

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著者プロフィール

谷原 誠(たにはら・まこと)
弁護士。1968年、愛知県生まれ。明治大学法学部卒業。91年司法試験に合格。企業法務、事業再生、交通事故、不動産問題などの案件・事件を、鍛え上げた質問力・交渉力・議論力などを武器に解決に導いている。現在、みらい総合法律事務所代表パートナー。ニュース番組等の解説でも活躍する。
著書に『「いい質問」が人を動かす』『気持ちよく「はい」がもらえる会話力』(以上、文響社)、『弁護士が教える気弱なあなたの交渉術』『雑談の戦略』(以上、大和書房)など多数ある。

「2020年 『7タイプ別交渉術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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