部下を育てるリーダーが必ず身につけている 部下を叱る技術 (DO BOOKS)
- 同文館出版 (2011年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784495593315
感想・レビュー・書評
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確かに叱らない・叱りにくい職場になっている。著者の具体的なケースを読んでいくと、「・・・こんな細かいことまで叱るのか」と少し部下に同情・・・。
人前では叱らないのが基本と思っていたが、人前でもタイムリーに具体的な事で叱ることで
①周囲の人から本人へフォローできる
②上司の価値基準を同時に周囲にも徹底できる
なるほど!
直近の個人的経験で、同じミスを3回した部下に対し叱ったのだが、「最低7回は言わないといけない」
つまり人はそんなに簡単に行動を変えられないから、諦めず同じことを叱り続ける必要がある・・・のか・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近は叱る人が少なくなったように思う。周りを見渡しても、上手に叱る人が思い浮かばない。この本を読み、いっていることが独り善がりの部分も目につくが、以下参考にしたいところ。
叱る理由
・本人の成長を促す
・本人を守る
・会社、組織を守る
ミスをしかるのではなく、物事に対する考え方や心のあり方、スタンスが間違っていることを叱れ
叱られるのがやだからから内発的欲求になるよう導く、則ち、本人が理解・納得するまでしかり続ける
駄目なしかり方
・答えを出さずに叱る(指示が曖昧)
・相手を認めずに叱る
・相手を追い詰めて叱る -
船井総合研究所で法人営業を主体とする支援部署のグループマネージャーの片山和也さんの本。
営業マン向け、営業マネージャー向けにいくつか本を出していらっしゃるが、「叱る技術」とテクニカルな領域の表記に興味を持ち購入。
印象に残った点は、
■叱る事に大切なものは、叱る側の熱意では無く、叱られる側の納得性
■ビジネスとは気配りであり、気配りとは「相手を不安にさせない事」
■上司として大事なことは、常にこの人は本気だと思われること
■部下が辞めるのは、先が見えないから
■やる気がない事が理由で、成果をだすことが出来ない人は一部で、ほとんどの人は能力不足
という部分。
特に「信頼の基本は尊敬出来ること
尊敬を得るための人間性を高める普段の不断の努力が必要」という事を説き、尊敬されるために
部下よりも高い目標を持つ部下にメリットをあたえられる仕事ができる
人が嫌がる事も率先垂範できる
自分の値打ちを落とさない
部下を守る
常に、自分の人間性を高める努力ができる
という部分を部下いる人間に必要なこととしている。
恐らく業務に厳しい方で、その中でパフォーマンスを上げるために、自分自身の考え方を言語化し続けているのであろうご本人のスタンスが最も勉強になった。
述べていらっしゃる点もそうだが、僕も自分自身の考え方をこのレベルで言語かする事を目標にしたい。