インタビューの教科書

  • 同友館 (2010年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784496046698

感想・レビュー・書評

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  •  ライターやジャーナリストが書いたインタビュー入門はいろいろ読んできたが、本書の著者は人材ビジネスの会社の経営者である。ゆえに、文筆家による類書とは違った発見があるかな、と期待して手を伸ばした。
     著者は仕事を通じて、これまで経営者を中心に1000人以上にインタビューしてきたという。その経験をふまえて本書が書かれたわけだ。

     図やイラストなども多用してあり、すこぶるわかりやすい。また、インタビューのいろはを手取り足取り教えるという趣なので、インタビュー初心者にとってはよい本だと思う。
     たとえば、インタビューする際にもっていくべきモノのリストとか、インタビューの際に相手の話が脱線したらどう軌道修正すればよいかとか、「そこまでやるか」と感心するほどアドバイスが細かい。

     が、私にはなんら得るものがなかった。
     四半世紀近くライターをやってきた私は、著者同様、少なく見積もっても1000人以上にインタビューしてきたはず。そして、ここに書いてあることは、インタビュー経験をある程度積んできた人にとってはあたりまえのことばかりなのだ。

     くり返すが、初心者向けとして見ればよくできた本である。
     では、熟練者が読んでも参考になるインタビュー本は? 私のイチオシは、永江朗の『インタビュー術!』だ。あと、同じく永江が書いた『聞き上手は一日にしてならず』もオススメ。

  • インタビューの機会がある人へ

  • まさにインタビューの教科書。インタビューの心構えや実践的なテクニックなど。実際にインタビューの経験がある人や、近々インタビューの予定がある人が読む方が面白いと思う。

  • 図書館のオススメ本に並んでいたのでチョイス。

    インタビューをすることは少ないが、偉い人と話す機会や、飲み会で使えそう。いつも自分が話しすぎてしまうので、相手が7、自分が3のバランスを心がけたい。
    その他の時間調整、まとめ方、事前準備、身だしなみ、お礼、人脈作りなどは、普段の仕事の仕方と同じイメージ。

  • インタビュー、取材の基本技術。

  • いらない

  • すごく目鱗のようなことは言っていない、ごくごく想像通りの本。
    でもレイアウトが私にはすごく見やすい。
    スマートな印象のまさに教科書。

    装丁 / 菊池 祐(ライラック)
    本文デザイン / 今住 真由美(ライラック)

  • インタビューをしたり受けたりした経験を元に両方の視点で書かれているので、勉強になる。インタビュアー初心者向け。

  • 原正紀著「インタビューの教科書」同友館(2013)

    *インタビューとは私流にかんたんにいうと、ある目的を達成するための知恵や情報を得る手段。
    *いい質問をするためには、前提としてまず自分の中で何を聞くべきかがしっかりとわかってなければなりません。相手の経験について聞きたいのか、過去の事実なのか、考え/思考なのか、意思/感情なのか、専門的な知識なのか。

  • 【インタビューを生業としたい人、必読の書】
    インタビューを生業としている著者が長年で学んだことを書き記した書籍。

    インタビューを
    ・インタビュー前
    ・インタビュー中
    ・インタビュー後
    の3つに分解し、各カテゴリ中に何をすべきかを丁寧に説明している。

    プロのインタビュアーになりたい人だけではなく、営業トークで悩んでいる人や学生で人に話を聞きに行くことをサークルなどでやっている人などにもモッテコイの本。

    ただし、教科書と書かれているくらい基本的なことしか載っていないので、あまり深さを求めるのは止めておいた方がいい。あくまで基礎を浅く学ぶ書籍だと認識すべき。

  • インタビュー初心者の自分にとっては、かなりわかりやすい。具体的な手順とかわかった

  • 基本的な内容だが、体系的に整理できた。改めて心に留めておきたいことは以下の点。
    ・調べればわかることは調べた上で何を聞くのかをはっきりさせておくこと
    ・どのようなアウトプットになるのかを伝えること
    ・まずは共通の話題やその日の服装などについての会話をすること
    ・相手が答えたことについて、なぜ?どうして?を聞くこと

  • 知りたいことの一つがここにあった。
    インタビューは難しい。
    だからこそ、成功の影に事前準備あり。

  • 暗黙知を改めて整理してくれてありがとう、って感じですかね。
    ・事前準備+リハ
    ・相手のキャラクター、テンションによる対処
    ・その後の御礼(お手紙>メール)
    が主なポイントかな。

    アポに遅れたケースとか、準備時間が取れないケース、アウトプットまで時間が少ないケースなど、具体的な課題と対処法があって良い。新入社員向けかと。

  • <閲覧スタッフより>
    インタビューについて、企画・アポの取り方から持ち物・原稿チェックに至るまで、インタビューに必要な知識が簡潔に、わかりやすくまとめられています。
    フィールドワークはもちろん、就職後の営業や日常会話などにも活用できます!
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    所在記号:809.5||ハラ
    登録番号:10210428
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  • 若い人のマニュアル本としては、すごくいいかもしれないけれど、ちょっと自分にはもういいかな。上野啓子さんの「マーケティング・インタビュー」のほうが今読み返してもおもしろい。

  • ビジネスでインタビューをする人のためのハウツー本で、フィールドワーク的なインタビューを考えている人向けではない。

    インタビューをするための注意点、テクニックなどは、ごく常識的と思えることが書かれている印象。
    新しく知ったのはペーシングという言葉くらい。(p.110)
    相手の言葉や態度、感情などに自分のペースを合わせることで共感を呼ぶテクニック。相手が腕を組んだらこちらも腕を組む。相手が笑ったらこちらも笑う。相手が言った言葉を繰り返す、など。
    あまり意識的にやったことはないけど、効果があるのかな。

  • まさに教科書。というかビジネス書。
    エンタテインメント性に欠けるが、そのぶん細部までしっかりと抑えてあると思う。
    ライター講座の課題用に買ったが、装丁が知ってるデザイナーさんだったので笑った。

  • ヒアリングのスキルのインタビュー本かと思ったら、本当にインタビューの為のの本だった

  • 新社会人もしくは社会人予備軍向けのビジネス書として、読みやすい本だと思われます。イラストも多く、営業の仕事等なんとなくのイメージを作るにはいい本だと思います。

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著者プロフィール

株式会社クオリティ・オブ・ライフ代表取締役。早稲田大学法学部卒業後、大手メーカーを経てリクルートへ入社。企業や官公庁、大学などへの提案活動を行なった後に、現在の会社を起業。企業への採用・定着・育成・人事制度構築などに関する活動のほか、これまで多数の経営者や個人と面談。人と組織のベストマッチングや、若者からシニアまでの個人のキャリア支援などを行なっている。高知大学客員教授(キャリア論)、成城大学非常勤講師(起業論)、一般社団法人留学生支援ネットワーク理事、一般社団法人産学協働人材育成コンソーシアム理事、株式会社沖縄QOL代表取締役、株式会社スマートバリュー社外取締役、GCDFキャリアカウンセラー、中小企業診断士(経営コンサルタント)、ITコーディネーターなどに従事。ダイバーシティアンバサダー(経済産業省)、キャリア教育評価委員(文部科学省、経済産業省)、働き方改革委員(厚生労働省)、人手不足対応研究会(中小企業庁)、多様な人材活躍委員会(東京商工会議所)、兼業副業検討委員会・座長(関東経済産業局)などの国の委員のほか、東京都、静岡県、石川県、島根県、沖縄県などの雇用関係委員などを務める。

「2019年 『定年後の仕事は40代で決めなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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