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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784496046698
感想・レビュー・書評
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ライターやジャーナリストが書いたインタビュー入門はいろいろ読んできたが、本書の著者は人材ビジネスの会社の経営者である。ゆえに、文筆家による類書とは違った発見があるかな、と期待して手を伸ばした。
著者は仕事を通じて、これまで経営者を中心に1000人以上にインタビューしてきたという。その経験をふまえて本書が書かれたわけだ。
図やイラストなども多用してあり、すこぶるわかりやすい。また、インタビューのいろはを手取り足取り教えるという趣なので、インタビュー初心者にとってはよい本だと思う。
たとえば、インタビューする際にもっていくべきモノのリストとか、インタビューの際に相手の話が脱線したらどう軌道修正すればよいかとか、「そこまでやるか」と感心するほどアドバイスが細かい。
が、私にはなんら得るものがなかった。
四半世紀近くライターをやってきた私は、著者同様、少なく見積もっても1000人以上にインタビューしてきたはず。そして、ここに書いてあることは、インタビュー経験をある程度積んできた人にとってはあたりまえのことばかりなのだ。
くり返すが、初心者向けとして見ればよくできた本である。
では、熟練者が読んでも参考になるインタビュー本は? 私のイチオシは、永江朗の『インタビュー術!』だ。あと、同じく永江が書いた『聞き上手は一日にしてならず』もオススメ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インタビューの機会がある人へ
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まさにインタビューの教科書。インタビューの心構えや実践的なテクニックなど。実際にインタビューの経験がある人や、近々インタビューの予定がある人が読む方が面白いと思う。
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図書館のオススメ本に並んでいたのでチョイス。
インタビューをすることは少ないが、偉い人と話す機会や、飲み会で使えそう。いつも自分が話しすぎてしまうので、相手が7、自分が3のバランスを心がけたい。
その他の時間調整、まとめ方、事前準備、身だしなみ、お礼、人脈作りなどは、普段の仕事の仕方と同じイメージ。 -
インタビュー、取材の基本技術。
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いらない
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すごく目鱗のようなことは言っていない、ごくごく想像通りの本。
でもレイアウトが私にはすごく見やすい。
スマートな印象のまさに教科書。
装丁 / 菊池 祐(ライラック)
本文デザイン / 今住 真由美(ライラック) -
インタビューをしたり受けたりした経験を元に両方の視点で書かれているので、勉強になる。インタビュアー初心者向け。
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原正紀著「インタビューの教科書」同友館(2013)
*インタビューとは私流にかんたんにいうと、ある目的を達成するための知恵や情報を得る手段。
*いい質問をするためには、前提としてまず自分の中で何を聞くべきかがしっかりとわかってなければなりません。相手の経験について聞きたいのか、過去の事実なのか、考え/思考なのか、意思/感情なのか、専門的な知識なのか。 -
【インタビューを生業としたい人、必読の書】
インタビューを生業としている著者が長年で学んだことを書き記した書籍。
インタビューを
・インタビュー前
・インタビュー中
・インタビュー後
の3つに分解し、各カテゴリ中に何をすべきかを丁寧に説明している。
プロのインタビュアーになりたい人だけではなく、営業トークで悩んでいる人や学生で人に話を聞きに行くことをサークルなどでやっている人などにもモッテコイの本。
ただし、教科書と書かれているくらい基本的なことしか載っていないので、あまり深さを求めるのは止めておいた方がいい。あくまで基礎を浅く学ぶ書籍だと認識すべき。 -
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インタビュー初心者の自分にとっては、かなりわかりやすい。具体的な手順とかわかった
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基本的な内容だが、体系的に整理できた。改めて心に留めておきたいことは以下の点。
・調べればわかることは調べた上で何を聞くのかをはっきりさせておくこと
・どのようなアウトプットになるのかを伝えること
・まずは共通の話題やその日の服装などについての会話をすること
・相手が答えたことについて、なぜ?どうして?を聞くこと -
知りたいことの一つがここにあった。
インタビューは難しい。
だからこそ、成功の影に事前準備あり。 -
暗黙知を改めて整理してくれてありがとう、って感じですかね。
・事前準備+リハ
・相手のキャラクター、テンションによる対処
・その後の御礼(お手紙>メール)
が主なポイントかな。
アポに遅れたケースとか、準備時間が取れないケース、アウトプットまで時間が少ないケースなど、具体的な課題と対処法があって良い。新入社員向けかと。 -
<閲覧スタッフより>
インタビューについて、企画・アポの取り方から持ち物・原稿チェックに至るまで、インタビューに必要な知識が簡潔に、わかりやすくまとめられています。
フィールドワークはもちろん、就職後の営業や日常会話などにも活用できます!
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所在記号:809.5||ハラ
登録番号:10210428
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若い人のマニュアル本としては、すごくいいかもしれないけれど、ちょっと自分にはもういいかな。上野啓子さんの「マーケティング・インタビュー」のほうが今読み返してもおもしろい。
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ビジネスでインタビューをする人のためのハウツー本で、フィールドワーク的なインタビューを考えている人向けではない。
インタビューをするための注意点、テクニックなどは、ごく常識的と思えることが書かれている印象。
新しく知ったのはペーシングという言葉くらい。(p.110)
相手の言葉や態度、感情などに自分のペースを合わせることで共感を呼ぶテクニック。相手が腕を組んだらこちらも腕を組む。相手が笑ったらこちらも笑う。相手が言った言葉を繰り返す、など。
あまり意識的にやったことはないけど、効果があるのかな。 -
ヒアリングのスキルのインタビュー本かと思ったら、本当にインタビューの為のの本だった
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