公共空間の景観力 人を呼び込む街、人が住みたくなる街のデザイン

  • 同友館 (2022年4月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784496055768

作品紹介・あらすじ

景観法ができてから10年が過ぎ、各自治体の制度としては定着してきたものの、社会においては「景観」についての理解が進んだとは言い切れない。
コロナ禍で、テレワークや「ワーケーション」と呼ばれる遠隔での働き方がますます増加する今、「働く場」「住む場」の重なりによる「暮らす場」の環境をより意識する傾向が高まってきている。
人々の働き方が変わり、都市で生活する必要性が減少するなかで、人々はどの地域でどのような暮らしを目指すのか。これまで都会で生活してきた人々は、どのような環境を求めるのか。
これはコロナ後の地域を考える重要なテーマであり、その時多くの人々に選ばれる地域になるかどうかは、地域の景観のありようにも大きく左右されるのだ。そして日常の生活空間に誇りを持つことは、シビックプライドとなり、そこに暮らす人々自身の自己肯定感も高まるに違いない。
独立時から30年来、「公共空間デザイナー」を名乗り、誰でもがアクセスできる公共空間のデザインを目指してきた著者が、地域に人を呼び込むセンスや環境づくりのポイントを、景観という新しい切り口でまとめた1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 『国土と日本人』(大石和久)で、日本の街並みはフランスやドイツなどのように景観に統一感がないという事を読んだ時、

    【日本の景観】について知りたくなって手に取った『公共空間の景観力: 人を呼び込む街、人が住みたくなる街のデザイン』(藤本英子)。

    《大都市を流れる河川》、《有名作家や文豪が関係する土地》、《世界遺産登録地》、《都市計画》、《歴史を継ぐ考え》、《安全対策》………

    何をキッカケとして景観を考えるのか、いろんな視点があるので読み終わった直後、なんて言ったらいいかちょっとわからなかった。

    いろいろ考えて出てきた大まかな答えとしては、

    ❶今までに訪れた「雰囲気が良い」と思った場所はだいたい景観について考えられた場所だった

    ❷統一感のありなしは場合よりけりですがどちらも好き

    ……といったところで落ち着きました。

    ❶について、本書で琵琶湖、世界遺産登録地、京都市内、各サイクリングロードと行った事がある場所が紹介されているのを読んだ時にホントそう思ったなぁ。

    観光して、普段とは違う雰囲気に触れて、気分が高揚してる時って正直「楽しい!!」っていう事しか考えてない。

    改めて各場所のポイントを読むと様々な取り組みに感嘆のため息が出た。

    ❷については、「京都の統一感ある感じがキレイで落ち着く」とも思うし、「大阪の雑多な感じは面白いものがアチコチ散りばめられていて楽しい」と、

    それぞれに思うところがあります。

    どちらかに完全に傾いたら良いという話でもない感じがするし、チョイ複雑。

  • 「景観力」という新しい視点を得た。旅行や地元に対する見方が増えた。 本自体はたくさんの地域の事例紹介と筆者の考えで構成されていた。普段あまり読まないジャンルなので新鮮だったけど、分量の割に読み進めにくかった…

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著者プロフィール

1982年京都市立芸術大学美術学部工芸科デザイン専攻卒業。東芝を経て1989年公共空間デザイナーとして独立。1992年建築士事務所エフ・デザイン設立。2001年から京都市立芸術大学美術学部デザイン科及び大学院美術研究科教授。博士(芸術)。行政の景観関係各種委員、景観アドバイザーを多く務める。共著に『JUDI KANSAI 仕事の軌跡と展望』(都市環境デザイン会議関西ブロック、2011年)、『つなぐ 環境デザインがわかる』(朝倉書店、2012年)がある。

「2012年 『市民のための景観まちづくりガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤本英子の作品

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