本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784498129740
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
タイトルの割にはライトな表紙であったため手に取ってみた。精神科医に出自をもつ著者ということもあり、内容は専門的かつ実践的なものだった。
自殺企図や自傷行為に及んだ当事者に対して、周囲にいる人は「そんなことしちゃダメだ」と頭ごなしに否定してしまいがちだと思う。だけど、本人の一連の行動(助けを求める、自分で傷を消毒するなど)には肯定できるポイントも含まれているという指摘が、特に勉強になった。
自殺や自傷そのものを肯定するのではなく、そこまで追い詰められながらも今日まで生きてきた事実、そして苦しみを抱えながらも目の前にいる支援者に助けを求められている事実を最大限に尊重することが大切だと感じた。
また、著者の経験から、橋から飛び降りて自殺既遂となってしまった人たちの多くが最後まで握りしめていたモノから、人との繋がりが如何に代えがたい価値を持つものなのか、深く考えさせられた。 -
あとがき
橋の自殺防止柵
1 ほとんど全員が陸側を見ている
2 止める側が心を病んでしまう(声をかけたら飛び降りてしまうなど)
3 直前まで迷いながら携帯電話を見ている
「所属感の減弱」 -
身近な人に「死にたい」と言われたらどう接すれば良いのかわからなくなるのは自然なこと。でも「死にたい」と言われたときの対応を間違わなければ、悲劇を避けられるかもしれない。自殺を考える人は精神疾患に罹っていることもあれば、精神疾患でなくても自殺を考える人もいる。この本をあらかじめ読んでおけば、後になって後悔する可能性を少し減らせるかもしれないと思いました。
-
引用文献や論文ベースのデータがたくさん載っていて参考になる。論理的に自殺と自傷の原因やリスク、対応について書かれているが、難しい文章ではなく読みやすい。
-
死を目の前にして…
立ち止まるには、そして、立ち止まらせるためにはどうしたらよいのか。どうか関わっていくべきなのかが分かる本。
人との関わり方が見えてきます。必読。 -
N740
-
現場で役立つ。支援者には必須。
-
若手は「死にたいんです…」と患者さんから言われたらドキッとするでしょう(何年やってもドキッとするけど)。その時にどう対応していけば良いのか、概要を知ることが出来ます。若いうちに読んでおきましょう。とても薄いのも助かる。
-
自殺に関してエビデンス沢山。自殺潜在能力という考え方にはすごく納得。自殺だけではなく自傷行為についても詳しい。あまりこのあたり扱った本見つからないから、とても助かりました。
-
帯より:「死にたい」という寒夜を前にして医療従事者は何ができるのか、何をすべきなのか。自殺企図、自殺未遂患者の自殺リスクをどう評価して、どう対応すべきなのか。
「死にたい」と誰かに告げることは、「死にたいくらいつらい」ということであり、もしも、このつらさを少しでもやわらげることができるならば「本当は生きたい」という意味なのである。
精神科のみならず他の診療科、医療スタッフ、患者を取り巻く人々に向け、この難しいテーマに真っ向から取り組んできた著者がこれまでの経験と知識をもとに書き下ろした一冊。 -
2015/12/06
-
ドキっとするタイトルに、思わず手が伸びました。
その言葉を受け止めることが、実はとても難しい。
死と向き合うのは、怖い。
死の話題を扱うのは、怖い。
だから、そんなこと口にしちゃダメだよと言う。
おそらく反射的に。
そんな場面を何度も目にしました。
この本を読んで、助けを求められる関係性作りの大切さを改めて感じました。
自殺リスクとその予防についての具体的な内容については、ぜひこの本を読んでみられてください。支援者の方々におすすめです。
著者プロフィール
松本俊彦の作品
本棚登録 :
感想 :
