- Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
- / ISBN・EAN: 9784499227902
作品紹介・あらすじ
鬱屈の時代を、踏み外さずに生き抜く術とは-?極限状況における若きドイツ戦車兵が決して失わなかった正気、持ち続けた勇気。そして沈着冷静かつ勤勉な戦闘行動の実態…宮崎駿が掴み取ろうとした、苦闘の爪痕。
感想・レビュー・書評
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本当宮崎さんは泥臭いものが大好きなんだなあ。
ハンスの帰還みたいな話、また読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画だけ読みました!
硬質な戦車も、駿さんが書く戦車は温かみがあるなあ。 -
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mmsn01-
【要約】
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【ノート】
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コミック
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マンガ部分は、とても楽しいです。
楽しくて時間が足りません。
雑想ノートで描かれていた、ハンスの話の続きが載っているのも知らなかったのですがとても嬉しい♪
マウスは、、、
マンガ以外の部分は、歴史的背景や今どうなっているのかと言うことが分かるのが良いです。
最近、色々なところで戦車関連の知識を得ており、それらを知った上で再度読むとまた一層分かった気になれて楽しく読めるのです。(^o^ -
二次大戦におけるドイツの戦車エース,オットー・カリウス。彼がティーガーに乗って戦った,エストニアでの一ヶ月にわたる戦車戦を漫画化した表題作ほかを収録。宮崎氏の現地訪問,カリウス本人とのインタビューもあり,こんな仕事もしてたんだなと。
オットー・カリウスが戦争のあと,薬剤師の免許を取って薬局を経営していた(その名も「ティーガー薬局」)というのは知らなかった。有名な話らしい。
戦車や砲,軍用機や軍艦好きで知られる宮崎駿だけど,その点やはりうんざりするほど質問されるらしく,弁明が載っていた。
「戦車に限らず軍事一般は人間の暗部から来るものなのだ 人類の恥部 文明の闇 ウンコだ,ゲロだ」「(資料を読みつつ)ウームおもしろいなんという愚かさだ…」p.81
「いいかね!! 戦車が強そうとかカッコイイから好きなんてのはな ただの無知のせいだ 初歩だカケダシだ」
「戦車も 軍隊の愚劣さ 民族の幼児性 歴史の残酷さ 人間の悲劇と喜劇 そのすべての…結晶なのだ!!」 -
宮崎駿が妄想を入れながら描く戦車長の物語。戦車について悩む作者の姿も見られる。
…というか戦車ってめちゃくちゃ大変な兵器だ… -
読了
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本書を出版した大日本絵画の創立40周年を記念し出版された、アニメーターとして知られる宮崎駿 監督のドキュメンタリー風Comic本(2002/08/29発行)。
本書には、第二次世界大戦中、ドイツの戦車兵将校として活躍したオットー・カリウス中尉が随筆した戦記に魅かれ宮崎駿が人を豚に変えコミカルに描いたドキュメンタリー・マンガと、宮崎駿の現地エストニアのルポタージュ及び、オットー・カリウスの取材記やインタビュー等々が掲載されています。
マンガがメインとなっている本ですが、内容はカリウスの苦闘を描いたドキュメントです。 只、専門的な要素が強いため、ある程度の予備知識がないと、つまらない本ではないかと感じました。
幸い個人的には、かなり楽しめましたので、評価は★★★★★です。 -
実在のティーガーエース、オットー・カリウスの自伝を宮崎駿が漫画にした作品。ドイツ軍とソ連軍がデフォルメしたブタで描かれたコミカルな絵面とは裏腹に、凄惨な戦場が描かれている。実写映画やドキュメンタリーでやられたら、プライベートライアン冒頭30分の激戦を凌ぐ映像になることだろう。
個人的にソ連軍がマキシム機関銃を牽引してる姿が小さくだけどそこかしこに描かれてるのが好き。だってマキシム持ってるから。
同時収録の「ハンスの帰還」はコミカルな展開のドタバタ敗走劇。併せて「雑想ノート」に収録された「虎の豚」を読んでおくとより一層楽しめる。
著者プロフィール
宮崎駿の作品






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