昭和幻風景: 山本高樹ジオラマ作品集

著者 :
  • 大日本絵画
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本棚登録 : 30
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784499230834

作品紹介・あらすじ

本書はジオラマ造型作家として活躍する山本高樹の作品集である。作者は映画・テレビ・CM等の特殊美術、ミニチュア製作などの映像美術を数多く手がけていたが、2001年から独自にジオラマ作品を発表。雑誌「荷風!」の表紙を飾るなど活躍。そのモチーフとなるのは、すでに失われた、あるいは失われつつある日本の家並み、町並みとそこに息づく人々の姿。単体ジオラマ処女作から最新作、NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のタイトルバックで使用された撮影用大型作品までを網羅した作品集。単なる情景模型ではない、今はない日本の原風景が『幻風景』としてここによみがえる。

感想・レビュー・書評

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  • こう言う立体物に弱いのに、見たコトのあるような懐かしい風景を再現されると、、、もう、何と言うか脱力状態です。あの頃に帰りたいよ(タイムトラベル物が好きなのは現実逃避の表れだな)。。。

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    「連続テレビ小説「梅ちゃん先生」オープニングを飾るジオラマを製作した山本高樹作品集。雑誌「荷風」などで発表した全32作品を収録。」

    山本高樹presents「模型日和下駄」 昭和ヂオラマ館
    http://www.hiyori-geta.com/

  •  この春からの朝ドラのOPに使われているジオラマ作家さんの本です。
     主に昭和の懐かしい風景を制作されているのですが、驚いたのは色街を題材にされることがとても多いこと。
     配置された人形のデフォルメ具合が絶妙で、艶過ぎずさりとて下品でなく。
     (知らないけども)幻想と露悪趣味をとっぱらった生の色街を感じました。(知らないですけども。ええ)
     中でも「夢町楽天地」という作品が最高に気に入ってしまいました。これの実物を見られるのなら浅草へ行きたいと思ってしまうほどでした。

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著者プロフィール

山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。本書のほか、主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)など。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。

「2023年 『ラダック旅遊大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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