- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784499281010
作品紹介・あらすじ
あるところに、ふわふわのけがわにふさふさのしっぽをもった3びきのかわいいオオカミが、おかあさんといっしょくくらしていました。いちばんうえのにいさんはまっくろ、にばんめははいいろ、すえのおとうとはまっしろでした。あるひ、おかあさんが3びきをよんでいいました。「さあおまえたち、そろそろひろいせかいにでておいき。かあさんのうちをでて、じぶんたちのうちをつくりなさいな。でも、わるいおおブタにはきをつけるのよ。」「しんぱいしないでかあさん。ぼくたち、ブタにはきをつけるから。」そういって3びきのオオカミは、ひろいせかいにでていきました。
感想・レビュー・書評
-
三匹のこぶたのパロディ版で、こちらはオオカミが主役になっており、
豚はとんでもない悪者である。
「ところが、このブタ、わるいのなんのってもう、とんでもない わるブタだったのです」の繰り返しの文章のあと、オオカミたちの家を壊すためなら手段を問わない悪ぶりが公開される。
対するオオカミたちの、なんと可愛いこと。
展開が面白いだけに、「オチ」がやや残念な感がある。
お花で作った家に入り、かぐわしい香りをかいでいるうちに良いブタに
なってしまったというが、物足りない。
でもまぁ、それもいいかなという気になるのは、なんたって登場する子たちが全員二足歩行ですからね!
オオカミにいたっては、クリケットをしたりバドミントンをしたり、最後の方ではブタと一緒に「かごめかごめ」をして遊んだと書いてある。
う~ん、「かごめかごめ」の原文はどんなだったのでしょう(笑)
悪ブタの顔が本当に悪そうなのと、オオカミたちの愛らしさと、その表情の豊かさで、☆4つ。
読み聞かせにするなら、中学年以上かな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
可笑しい。しかし、子供にはハッピーエンドが必要なのだろうな。
-
三匹のこぶたのリメイク。悪い豚がほんとうに悪い。なのに中途半端な印象を受けるのはなぜだろう。もっともっと悪ければ、オチも心に響くのではないか。