妖怪玄談

著者 :
  • 大東出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784500007455

作品紹介・あらすじ

一滴の水も一片の雲もみな妖怪。天狗、幽霊、コックリさんから、宇宙旅行!?の話まで、東洋大学創立者にして元祖妖怪博士の気宇壮大な思想を一冊に凝縮。

感想・レビュー・書評

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  • 妖怪とはなんぞや。曰く、不可思議なこと――けれども君の言う不可思議は、本当に正体が掴めないものなのか?
    明治の哲学者・井上円了が君の素朴な疑問にモダンな文語体でマジレス。
    どっきり☆こっくりさんの正体とは? 諸説ある天狗の由来に迫る! 妖怪分類の判りやすいチャート付き。幽霊から霊魂を語り、星間を飛んであるべき国の姿を見たあとに円了が会ったのはなんとあの釈迦!? 円了が語る四聖グラビア・堂主による哲学堂案内・井上円了年譜も掲載。井上円了がぎゅっと詰まった一冊!

    と、雑誌の煽り文っぽくまとめてみるとこんな感じになりましたが実際は文語体でものすごく真面目。ものすごく真面目だけどセンスに脱帽――というか、本人はごく真面目だろうけれども、哲学堂案内の円了のわくわく感が読んでいて楽しい。
    文語体はそこまでかちこちではないものの、二重否定が多いのがやや読みにくい。

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著者プロフィール

1858-1918年。越後国三島郡生まれ。東京大学卒業。哲学館(現東洋大学)館主。文学博士。著書に『仏教活論序論』『純正哲学講義』『真理金針』『妖怪学講義』(全6冊)『南船北馬集』(全16冊)など。

「2023年 『妖怪学とは何か 井上円了精選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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