地方創生のための地域金融機関の役割 金融仲介機能の質向上を目指して
- 中央経済グループパブリッシング (2018年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784502252716
感想・レビュー・書評
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神戸大学 家森信善教授 編著による本書は約3,000人に及ぶ全国の地域金融機関の支店長アンケートを基に、地域金融の現場の事業性評価への取り組みの現状と課題を明らかにし、更には人事評価制度や外部専門機関との連携強化のあり方などを示した内容となっている。
本書の大半を占めるアンケートの分析結果から見えてくるものは、現場では事業性評価のための企業訪問をリレバンの取り組みと捉え地域金融機関のビジネスモデルと捉える一方で、融資量に比重を置く傾向があり、融資量を追うと事業性評価に取り組むのが難しくなる傾向もアンケートから見て取れる。
持続可能なビジネスモデルのために何が必要で、どのようなことを行わなければならないのか。
本書は地域金融機関や中小企業支援機関、税理士・公認会計士・中小企業診断士等の士業の今後のあり方を考えるための参考になるものと思われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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