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本 ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784502400919
作品紹介・あらすじ
婚活が隆盛する今でも未婚化・晩婚化が止まらないのはなぜなのか。悲喜こもごもの実体験を踏まえ、婚活での男女の力学を俯瞰し、参加者やサービス企業への提言をまとめた。
感想・レビュー・書評
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40代、高収入、高学歴の男性が実際に経験した”婚活”から考えたイマドキの男女の結婚という市場リポート
いや~なんというか…
大学の先生だからかもしれないけど…
論文を読んでる感じで…固い文章と内容
あとは、もうなんというか…
行間からにじむ恨み節というかグチというか…
筆者は女性が男性を選んでる(イケメン、高収入的な基準で…)的に思ってるけど、女性からしたら、年齢で男性からバサバサ切られていくツラさとかわかってないよね~
つまり、逆もしかり~よってこと。
それに女性には子供を産めるか埋めないかというタイムリミットがあるんだから精神的にもキツいったらありゃしないのよ。筆者は知らんと思うけど…
自分で「イケメンじゃないから~」なんて言ってるけど
そんな嘆くほどではないしふつうなんじゃないかな?
あと、筋トレとか釣りとかバイクの趣味が女性ウケしないから~って思ってるかもですが、趣味の世界なんて人それぞれだし気にしなくていいと思う。
私の友人は自分の彼氏が筋トレしている姿に一目ぼれしたって言ってたし、彼氏のバイクに乗る姿がイイ!っていう人もいたよ~。
バッグを買わされそうになった話もお気の毒とは思うけどそんな悪徳な女性ばかりじゃないよ~
釣りでいうと、今回は釣る場所が間違ってたのよ~
川釣りの準備で海釣りに行っただけ。
それだけだと思う。
筆者の高橋さんに素敵な伴侶が見つかりますように~詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
44歳から2年半にわたり婚活に挑んだ、経営学を専門とする男性大学准教授である著者が、婚活に関する先行研究を踏まえつつ、自身の婚活経験をオートエスノグラフィーという方法論により深く掘り下げることで、婚活を分析し、今まさに婚活に取り組んでいる・取り組もうとしている人々や婚活総合サービス業者に向けて提案を行っている。
かつて男性として婚活に取り組んでいた身として、著者の実体験をふんだんに盛り込んだ本書は、とても興味深い内容であり、膝を打ちながら読み進めた。
オートエスノグラフィーという学問的手法にのっとっているとはいえ、サンプルは著者だけであり、その体験に基づく分析に(特に女性の立場から見て)普遍性があるのかという疑問はなきにしもあらずだが、婚活市場における非人格化されたデータ化による「商品化」、そしてそれに伴う人生を取り戻すショッピングとしての女性の婚活と商品として陳列棚に並び続けるしかない男性の婚活という対比といった著者の洞察は、現在の婚活(市場)の構造的問題点を鋭く突く部分があるように感じた。
著者の示す「(容姿に恵まれない)男性は婚活市場の外に出てみよう」といった婚活戦略も、あまり希望のない結論ではあるが一理あると思ったし、婚活総合サービス業への①婚活女性の視点からの婚活男性の陳列棚の再設計、②マッチングの申込みは女性のみの権利とするという2つの提案も、かなりドラスティックであり、①は人権上の問題もありそうなのであまり現実味はなさそうだが、成婚率上昇に向けた効果はあるのではないかと思った。 -
婚活とは何か、男性心理女性心理、行動方針や残酷さが記載されていた。
筆者は43の男性で大学准教授なのもあり、
整理されており婚活を知らない人からしても読みやすいものではあった。
婚活についてある程度知見のある自分からするとほぼ全てが既知の知識であったが、改めてその構造を再確認出来るものであった。
婚活初心者やおっさんにおすすめの一冊であり、
恋愛市場/婚活市場にそれなりに知見のある方は読まなくていい一冊でもある
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同著者のマッチングアプリの本の前作。アカデミックに書かれている
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話題になってた本。婚活をアカデミックな観点で考察し、オートエスノグラフィーの手法で描いた本。
自分が婚活をうっすら考えていること、そして男性側であることからなかなかに読むのが辛い場面もある。
が、本格的に婚活をやる前に知れて良かったし、読み物としても面白かった。 -
インスタでよく見る婚活愚痴アカウントをまじめに論文調にしました、って感じ。
筆者が大学教授だから、という前置きが何度も出てくるので、意識に刷り込まれているのもあるけど、
なんだか筆致が固くて、けど婚活市場へのグチがあふれてて、あんまり参考になる部分はないです。
筆者に良い人が見つかりますように。
そして私も。 -
蚊帳の外から婚活市場の狂騒を覗いてみたく。
市場経済に連なるシステム下での最適化を目論むプレイヤーの行動としては、いくらかグロテスクでありながら一貫したものが存在しているのだなぁと。 -
学術書の体裁が取られているが、第3、4章の著者自身の婚活の実体験が一番の読みどころ。
高収入だが、容姿に恵まれない男性の、43歳からの婚活体験記。ここでは男性の年収と女性の若さが100万円=1歳差で交換可能な価値とされているという。
婚活総合サービス企業に「清潔感」を教えてもらう姿に笑えたり、あまりに目的意識がはっきりした女の人の割り切りに戦慄したりする。
果たして著者は結婚できるのか。
著者プロフィール
高橋勅徳の作品





