わたしが、認知症になったら 介護士の父が記していた20の手紙 (BOW BOOKS 011)
- BOW&PARTNERS (2022年9月26日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784502446214
作品紹介・あらすじ
85歳以上の55%が認知症。あなたにもいずれ、おそらくやってくる、介護する日、される日、その日のために。あなたが家族に伝えるための「共有シート」付き!(発行=BOW&PARTNERS)
【目次】
第一章 何よりもまず伝えたいこと
第二章 お前が楽になるために
第三章 介護サービスの利用にあたって
第四章 とても大切なこと
感想・レビュー・書評
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まだ両親とも元気で介護の必要もないけれど、認知症や介護にマイナスなイメージしかなく、いつか自分が介護したり介護される側になるのが怖くて仕方ない。でも、この本を読んで、認知症の人の気持ちや家族の対応の仕方を事前に知ることで、少し恐怖が和らいだ。何より、認知症の人に辛く当たってしまうかもしれない家族に対して「もしそうなってしまっても、あなたは何も悪くない」というスタンスで書かれているのが救われる。今、まさに介護に奮闘されている方も、これからその可能性がある若い人にも読んでほしい。きっと救われる言葉があると思うし、心構えもできるから。
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認知症≠不幸
認知症の基礎知識:
お前は何も悪くない
先にはっきりさせておく
お金
名を忘れても
認知症とは
もの忘れと認知症の違い
認知症の兆し
認知症をとりまく現状
認知症の予防
話が通じない・言いたいことがわからない
薬
トイレの失敗
認知症薬の可能性
認知症の種類と特徴
核症状と行動・心理症状
認知症の方が体験している世界
治療・薬物療法
介護職によるケア
介護サービスの利用:
種類・選ぶポイント
とても大切なこと:
死について
取り上げてほしいもの。車・火
徘徊が始まったら -
介護の仕事をしています。
介護職だけでなく家族目線で考えることができたので、読んでよかった!
認知症の人の接し方にはいろんな答えがある!
試そうと思った小技も紹介されていた! -
祖父が認知症になり、介護者としてどのような協力ができるのかを考えながら、さまざまな本を読み漁っていましがが、この本が認知症罹患者に関わる素人の私にとっては一番読みやすい本でした。
介護職をしていた父親が、いつか認知症になった時にと書いていた手紙を、認知症の診断を受けて子供に手渡すところから始まります。
手紙形式なので読みやすく、介護当事者の視点として読みやすかったです。
認知症になったらどのような行政支援が必要かも書かれており、行政支援へのアクセスの仕方も記載されていますし、本人が嫌がったとしてもどこまでした方が良いのかまで記載されているので、やるべきことなどが分かりやすいと思います。
「これで本当に良いのだろうか」と迷いながら介護されている方もいらっしゃると思いますし、ケアマネさんなどの介護職の方が読んでも、介護する家族の気持ちを理解しやすいと思います。
認知症介護に関わる幅広い方に読んでほしい本です。
