場所のブランド論 プレイス・ブランディングのプロセスと実践手法

  • 中央経済グループパブリッシング (2023年4月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784502456213

作品紹介・あらすじ

地区、都市、沿線、島など、様々な単位の場所を“ブランド”にしていく4つのステージに沿って、豊富な事例と有効な手法を組み合わせながら解説していく実践のための入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 場所のブランディングに関する本です。地域活性化に限らず、何らかの場づくりや街づくりなどに関心がある人にはお勧めです。
    “場所”とひと言で言ってもその単位(範囲)を最初に設定したり、人々が持つその場所の感覚を言語化することなどの必要性が述べられています。
    例えば地域活性化や街づくりと言っても、どの範囲の話なのかを明確にしなければ始まりません。その“街”なのか“県”なのか、“島”“商店街”“鉄道沿線”など、場所には様々な単位があります。
    場所の単位を設定したらその場所が持つ意味や、人々が共通で抱いている場所のイメージ・感覚などを探索したり、言語化・視覚化していきます。そこからCo-working(協働)・Co-creation(共創)したりCSV(共有価値を生み出す)などの段階になります。
    それらの段階や様々な場所の単位の例が語られています。
    個人的には、嬉野温泉の例が分かりやすく印象的でした。バブル期に盛えて今は衰退した温泉街は全国各地にあり、その一つだった嬉野温泉がどのような取り組みをしていったのか。地元民との交流やSNSを通じた発信も、闇雲というより試行錯誤感が伺えました。
    また、パソナグループのチャレンジファームも興味深い例でした。クリエイティブな職業を目指す若者に、芸術と農業を結びつけた人材育成を試み、「半農半芸」という新しい働き方へ。
    その他メタバースについても触れています。仮想世界と現実世界を行き来する時代における“場所”の意味についても考えるきっかけになりました。

  • 東2法経図・6F開架:601.1A/W17b//K

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著者プロフィール

ディレクター

「2019年 『アート・イン・ビジネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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