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Amazon.co.jp ・本 (244ページ) / ISBN・EAN: 9784502465703
感想・レビュー・書評
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まず、あるべきを知るという意味で役に立った。実務的な応用は各社で考える必要がある。
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・予算管理、経営管理とは、飛行機のコックピットのようなもの。企業業績が順調なのか、そうでないかを知り、うまくいっていないならば、改善策を考える。その指標を作るのが経営管理
・平たくいうと、企業経営をしながらPDCAを回せるようにするためのもの
・予算の機能は、計画、調整、伝達、動機付け、業績評価に分かれる
・調整は、おおむね出来上がった予算をもとに、部門、トップと管理者同士で、妥当な数値にしていく過程
・売上高予算は、色々ある予算の中で最も大事な予算
・売上高予算に基づいて、製造予算や購買予算が設定されるため
・予算達成が大事なのは、予算の達成がその企業の今期の目標、ミッションだから。その予算の達成によって、企業の事業拡大や昇給なども考えられているから。上場企業などであれば、外部に対するコミットメントでもあり、予算が守られないことは、株主からの評価低下→資金調達力の低下→事業投資力の低下→競合優位性の低下→売上低下→…→廃業 といった因果も可が得られる
*個人的な学び
・予算はいろいろなものがあるが、結局、自分の経営、事業にあわせて必要な予算を組むことが大事
・予算は業績評価および企業経営を推進するための一つのツールであり、予算が絶対的な手段ではない
・予算を設定し、それを達成するために可能な限り意味のある数値目標を設定していくことが重要
・意味のある数値に注目するには、現場との対話が欠かせない -
大手コンサルタントの方が
予算管理のガイドを書いたもの
原価管理会計の基礎が業務手順であれば、
この本は具体的な実践方法
コンサルタントらしく、
あるある事例を踏まえて
対処方法の事例が豊富
予算管理不要論は衝撃的
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参考になることが多かった!
特に戦略マップ、スコアカードはぜひ自社でも取り入れたいと思う! -
予算についての仕事をする必要があり、社内での勉強会開催に向けた勉強。
予算管理が予算編成と予算統制で成り立つことと、具体的に経営・経理・事業部間でどのように流れるのがわかるだけで十分だった。 -
一寸先は闇の経営環境の中で予算管理の重要性を説く。売上高予算、販売費予算、製造予算など監査の現場でもお目にかかる予算編成プロセスが端的に解説されている。とは言え、予算を見積もっても計画倒れという会社も多いから、予算管理にどれだけの意味があるのか不明な感も否めない。現にヨーロッパの多くの会社では予算管理を廃止しているそうだ。ただその代わりに、予算管理を廃止した会社では、組織構造をフラット化し、社員にオーナーシップを持たせるため、多数のプロフィットセンターを設けているケースが多い。プロフィットセンターはコスト削減、顧客満足、売上増に責任を持つが、売上目標は存在しない。評価はプロフィットセンター同士の相対順位で決まる。社内競争の活性化から全社的な利益増大を狙ったものであろう。
日本でも導入事例が増えてきたバランス・スコアカードの実践例は参考になった。 -
予算立案、管理の考え方が分かる本。様式など細かいテクニックに走らず、予算のあるべき姿について満足出来る程に記載されている。オススメです。
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予算管理について良くまとまっている。理屈をきちんとおさえつつ、実務への適用可能性も抜かりない。
3章を熟読して予算策定に挑めばしっかりと体系化された予算を組めるだろうし、その後の予算統制には4章がとても役に立つ。そして、予算管理とKPIマネジメントの関係を論じた7章が地味にいい。実務では、KPIの財務数値との関係が意外なほど意識されていない。そこのところが明快に論じられているのは、
一方で、5章6章あたりはいかにも教科書的な概論で実用性には乏しい。こんなのもあったね、くらいの気持ちで。あと、ところどころ文章や図表がおかしいのも気になる。例えば縦軸横軸がなんなのかさっぱり不明なマトリクスが登場するのだが、あんなの作ったら普通のコンサルだったら怒られるよ。なんでこんな図がそのまま通ってしまったのか、ちょっと理解に苦しむ。
とはいえ、クオリティに若干の難はあるものの、全体としては使える一冊だと思う。 -
4〜5
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