なるほど図解M&Aのしくみ (CK Books)

  • 中央経済グループパブリッシング (2009年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784502670305

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  • 編著者は、小本氏と尾関氏の2名、著者は筆野氏と村上氏、前田氏、山中氏の計4名、
    大体監査法人系の執筆者という感じで、それなりのプロが書いたと分かる。

    本書の内容はタイトルを見れば分かるとおりMAについて説明した本である。
    そして、本書のもっともオリジナルポイントは、見開き2頁で1項目を説明している点
    といえる。このスタイルは、よく“分かりやすい系書籍”で見受けられるスタイルだが、
    見開きだけでなく、ちゃんと“絵”で表現している点も評価できる。

    説明するまでもないが、本書はあくまで“MAってなんなの?”といった
    初心者向けに執筆されているので、それ以外の人にはあまり付加価値はないと思う。
    使い方としては、まず最初に本書を1〜2時間で読む。その後に、より専門書を読む
    って流れがベストだろうな。

    そもそも初心者用MA書籍は多いが、それでも本書が優れてる点といえるのは、
    MAのポイントである“価値算定”に重点をあまり置いていないって事だろう。
    MA全体を包括的に捉え、説明しているため株式上と事業部譲渡の違いや、その
    プロセス、統合シナリオ、PMI等、一見地味な作業というかそういったところまで
    きっちり説明してくれいている点が、私からすれば結構うれしかったりする。

    全体をモレなく包括的に見る事ができ、かつ、短時間でさくっと分かる。
    これを達成している点は評価に値する。

    以上

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