金融の本領 長期投資の精神と、価値ある人生について
- 中央経済グループパブリッシング (2012年6月26日発売)


- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784502698101
感想・レビュー・書評
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先を考える力ってすごく大切に思います。もちろんその予測がドンピシャってことは少なくとも、地頭で考えること。今は調べればすぐわかったり、教えてもらえたりもするのかもしれないけど、この本に書かれているように、自分の考えを源に行動におこしていきたいものです(^-^)/
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長期投資家澤上氏の著書。長期投資以外に自叙伝インタビューと価値ある人生についての含蓄はなかなか良い。
最近の株価上昇とともに、著書が乱造気味なのが気になるところだが、言っていることがブレないのがいい。その分、それぞれの著書の内容が似ているのだが。
【なるほどな点】
・モノづくりこそ真っ当な仕事だ
・語学はめちゃくちゃ集中してテキストを丸暗記。聞いて聞いて聴きまくって全部覚える。
・「今日は体調が悪いから」とか、そういう言い訳は一切しない。
・人は偉くなったり年を取ってくると、だんだん勉強しなくなる。
・「とにかく自分がやりたいことをやる」「それでそこそこ食べていける」「その仕事を通じて世の中にポジティブな影響をあたえることができる」の三位一体。
・長期投資は応援団だ。
・新興企業は「将来の展望が読みにくい」、まだ会社のDNAが判明しない。
・「まじめに地道に本業に取り組んでいる会社」「普通の人の生活に不可欠なもの・サービスを提供している会社」「人類や社会に本質的な富を生み出している会社」などでフルイをかける。
・企業も人も、本業に徹している職人的な人が信用できる。
・すべての尺度が「他人と比べてどうか」では、無駄な不安が生じるだけ。 -
沢上氏の考えがうかがい知ることができて良かった
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著者の若い頃の貧困、世界放浪、世界のトップの働き方や生き方を見てきた経験を活かしての、投資の在り方、これからの日本の在り方が描かれていて参考になった。
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本屋で偶然に手に取った本です。
長期投資、という言葉に惹かれ、その考え方や経済を見つめる視点を知ろうと思い購入しました。
副題は「長期投資の精神と、価値ある人生について」とあります。
後半の価値ある人生について、本書でも語られているところですが、これは非常に役に立つと感じました。
時代を隔てて共通する考え方です。
デフレだバブルだ、情報に左右されないことが如何に大事かがわかります。
印象に残った言葉もたくさんあります。
これらは忘れずにおきたいと心から思いました。 -
1.2章は超面白い
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長期投資、さわかみ投信の宣伝はさておき、澤上さんの半生や日本が抱える課題解決策は興味深い内容でした。
・為替に一喜一憂しない。円高でやるべきこと、円安でやるべきことは何かをきっちり見極めておくことが大事。
・受験勉強という発想の間違い。教育の問題。正解の暗記をしてそれを再現するだけの勉強に慣れてしまうと、自分で問題設定する力は養われない。
・年金問題。年金の保険積み立て制度をやめて、税金で全てまかなう。未納問題がなくなり、年金がらみの組織を解体、人件費や経費を大幅削減。 -
金融の話だけでなく、思考の広げ方など参考になるなあと思った。
もう一度読んで考えをまとめよう。 -
この本は、すべての日本の成人、もしくは間もなく社会人となる人が読むべきだ。銀行や、マスコミのせいで、金融イコールカネカネカネだけではないことを、未来への勇気を与えてくれる。
著者プロフィール
澤上篤人の作品





