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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784521747767
作品紹介・あらすじ
アトピー性皮膚炎の新薬が10年ぶりに昨年発売されたが,今後も生物学的製剤やJAK阻害薬,STAT阻害薬,PDE4阻害薬などの発売が予想されており,アトピー性皮膚炎治療は大きな転換点を迎えつつある.本書は,分子レベルにまで深まったアトピー性皮膚炎の病態理解と,それに基づいて開発が進むこれらの新薬について詳しく解説.アトピーをめぐる最近のトピックスや興味深いコラムも満載.
感想・レビュー・書評
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2階書架 : WR160/KAB : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410164386
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アトピー性皮膚炎の病態と治療に関する最新の知見をまとめたものです。
以下に、そのアウトラインを示します。
第1章では、アトピー性皮膚炎の三位一体病態論と呼ばれる、皮膚バリア・アレルギー炎症・かゆみの相互作用について解説します。
第2章では、アトピー性皮膚炎の治療の歴史と現在の診療ガイドラインを紹介し、新薬による治療のパラダイムシフトとバイオマーカーの有用性について議論します。
第3章では、皮膚バリア障害と経皮感作の関係に着目し、スキンケアによる発症予防やフィラグリン制御による治療の効果と限界について検討します。
第4章では、免疫異常とアレルギー炎症のメカニズムと新薬の作用機序について詳しく説明し、従来のステロイドや抗ヒスタミン薬との比較や併用法について提案します。
第5章では、かゆみの神経生理学と発症要因について解析し、抗ヒスタミン薬からIL-31までのかゆみ制御薬の特徴と効果について紹介します。
第6章では、アトピー性皮膚炎をめぐる最近のトピックスとして、人種差・教育入院・コモビリティ(合併症)などについて触れます。
第7章では、三位一体論に基づくアトピー性皮膚炎ベスト治療として、寛解導入・寛解維持・重症・難治性への対応などについて具体的な方針を示します。 -
9月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?amode=2&kywd=4311473195 -
著者プロフィール
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