いちばんやさしい教える技術

著者 :
  • 永岡書店
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784522430880

感想・レビュー・書評

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  • 仕事でもプライベートでも、教える機会は結構あるので、この本の内容は役に立つと思いました。確かに、教え方って習わないよなと。
    自分の場合、認知スキルを教えることが多く、分散学習やスキーマの考え方は、実践で使えそうです。
    入門書の位置付けなので、広く浅くという印象です。もっと深い本も読んでみようと思います。

  • 今回の学び:教える時は相手の立場に立つ
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    教える上での基本的な心構えや、相手が無理なく理解していくための教え方のステップを学べたので良かったです。

    相手により上達して欲しい、さらに成績をあげてほしいという思いから口を出しすぎたり、ついできると過剰に褒めてしまったりしていたのですが、適切な行動目標と、程よい声がけ・見守りで相手との信頼関係をより深く築いていきたいと思いました。

    今回は1対1で教える場合を想定したテクニックが多かったような気がしますが、集団授業やセミナーのように1対複数の場合はどうなるのかも見られたら良かったなと思いました。

  • みんなから信頼されるようになる教える技術をやさしく紹介している本。
    とっても分かりやすいです。
    実践します!

  • 教え方ルール10カ条
    1 熱意よりも何をどうすればいいのか具体的指示を
    2 「教えた」かどうかは「学ぶ側が学んだかどうか」で考え
    3 結果が思わしくないのは、すべて教える側の責任
    4 上手に教えたいならコミュニケーション上手になる
    5 教えるときは相手を観察して相手をよく観察して相手の状況をつかむ
    6 相手にとってちょうどいい知識を与える
    7 相手に教えたことを練習させて結果をフィードバックする
    8 相手にできるようになってほしい具体的なゴール決め
    9 相手の「心」は変えられないが、「行動」は変えられる
    10 ゴールは必ず「行動」として設定する

    教えるゴールは
    ・運動スキル
    ・認知スキル
    ・態度スキル
    教える技術は必ず3つのどれかにあてはまる

    態度スキル
    ・命令やお説教をするのではなく質問をする
    対話によって相手のストーリーを聞き出す
    GROWモデルで具体的な行動目標を立てる
    =コーチング

  • 題名通りの本です。誰からも教わらない教え方について、要点をコンパクトにまとめ、具体例を多く用いながら、これだけを抑えておこうというような「いちばんやさしい」書き方で説明しています。個人的には、仕事でも家庭でも認知スキルと態度スキルを教える機会が多いと思うので、パターンの修得や小さなステップの設定、コーチングスキルなどを実践していき、私自身も学びを深めたいと思います。

  •  読み終えたらブックオフにと思って買って、読み終えて「やっぱり手元に置いておこう」と考える本がある。これもそのひとつだった。

     良いところは実践的なところ。要素がすでに抽出されていて、無駄がない。実践で自分でやってみるときに指針として、また、振り返りのときの教科書にもできる。

     ただし、「教える」方に教える内容についてのそれなりの知識がないと駄目なんじゃないかとも思った。知識がないことを一緒に考えていくという事については、更に自分なりの工夫が必要かもしれない。

  • 教えたのに、相手が行動できないのは教える側の責任。

    「教えた」と言えるのはどのような状態か
    上手な教え方とは
    教えたいことのパターン
    等が分かりやすく書かれています。

    どのようにしたら、相手に理解してもらえるのか、言葉が届くのか。教える立場の人には、とても参考になる本です、

  • 人に仕事を教えているときに
    「今の説明、わかったかな?」って思う時が多く、
    説明している最中にも「ごめんね、説明下手で」ということが多いので、
    この本を読んでみました。

    著者は序章で、「世の中の大部分の人は、教える技術」を学んでいません」といいます。
    だからこそ、学ぶ意義がありますね。

    また、相手が期待通りに動かなかった場合、
    教える側の教え方に原因があるといいます。

    この言葉を胸に刻むと、アウトプットがちょっとズレていても
    全然ムッとなりません。
    むしろ、「ごめん。そうだよね、そう勘違いしてしまうよね」と
    謙虚な気持ちが生まれるようになりました。

    この本で紹介されている<教え方のルール>はとても勉強になります。

    1. 熱意より、何をどうすればいいのかを具体的に指示する。

    2. 教えたかどうかは、「学ぶ側が学んだか」

    3. 結果が思わしくないのは教える側の責任。

    4. 上手に教えたいならコミュニケーション上手になること。

    5. 教えるときは、相手をよく観察して相手の状況をつかむ。

    6. 相手にとってちょうどいい知識を与える。

    7. 教えたことを練習させて、フィードバックする。

    8. 具体的なゴールを決める。

    9. 心は変えられないが、行動は変えられる。

    10. ゴールはかならず行動で決める。

    また、教えたばかりの仕事についてのフィードバックとして一番適切な言葉は、
    「オッケー。できている」らしいです。

    最初は、正しくできているかどうか不安ですので、
    このくらいでも十分褒め言葉になりますね。

    いい本を見つけました。

  • さらっと読める。
    視覚優位と聴覚優位に注目したい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「視覚優位と聴覚優位に注目したい。」
      それぞれをの特性を活かして教えるってコトかな、チョッと読みたくなりました(教えるのが、とても下手なので...
      「視覚優位と聴覚優位に注目したい。」
      それぞれをの特性を活かして教えるってコトかな、チョッと読みたくなりました(教えるのが、とても下手なので)。
      2013/06/20
  • amazon などで書評が良かった為、読んでみた。
    親から子へ教える時にどうやって教えるかということがメインのように思えて、子供を育てる際の参考になった。

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著者プロフィール

向後 千春(こうご・ちはる)
1958年生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学)(東京学芸大学)。
専門は教育工学(特に,eラーニング,インストラクショナルデザイン),教育心理学(特に,教授法,生涯学習,作文教育),アドラー心理学(その実践と実証研究)。
著書に『人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ』『アドラー“実践”講義』(技術評論社, 2016, 2014),『コミックでわかるアドラー心理学』(中経出版, 2014),『上手な教え方の教科書 入門インストラクショナルデザイン』(技術評論社, 2015),『教師のための教える技術』(明治図書出版, 2014),『200字の法則 伝わる文章を書く技術』『いちばんやさしい教える技術』(永岡書店, 2014, 2012),『統計学がわかる』『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』(技術評論社, 2007, 2008)など。

「2016年 『18歳からの「大人の学び」基礎講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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