こどものろんご

著者 : 宮下真

• 永岡書店 (2017年10月15日発売)

作品紹介・あらすじ

2500年残ってきた人生の教科書『論語』に学ぶ!やさしく、正しく、強く育つ孔子のおしえ。今こそ読ませたい心の糧になる言葉。小学校低学年から。

感想・レビュー・書評

[ktokさんの感想 · 2021年9月11日]

「ブッタがせんせい」から派生して見つけた、子供にも伝わるように論語のエッセンスを抜き出した本

見開きごとに1トピックになっており、大変伝わりやすい構成になっている。

ぱらっとめくって、ふと止まった一節を心に刻む方法がいいと思う。大人でも十分に楽しめる一冊。

<今の自分に刺さった一説>
- 知と仁と勇、この三つをそなえたらすてきなおとなになれるよ (知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず)
- いい生き方をすれば、かならずいい仲間ができる (徳は孤ならず、必ず鄰あり。)
- 一つのことを全力で追い求めてみよう (朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。)

また、機が空いたら読み直したい本だ。

著者プロフィール

宮下真（みやした・まこと）
1957年福島県生まれ。文筆家・編集者。仏教関係や日本の古典文化、東洋思想を主な分野として執筆・出版活動に従事。主な著書に、『ブッダがせんせい』『おしえてブッダせんせい こころのふしぎ』『空海 黄金の言葉』 (いずれも永岡書店)などがある。

「2023年 『論語　道を切り開く86のことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」