- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784522436189
感想・レビュー・書評
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漫画家の逢川先生がうつ病とともに過ごしてきた10年間と、そこから見つけたうつと付き合う方法を描いたコミックエッセイ。自画像とうつの自責感を可愛い猫のデザインに。読みやすくもその重さがしっかり伝わってくる内容だった。
ぼくは1年半ほど前にうつ病を経験して、今は全般性不安障害を治療中。自責感とか周りの目を見て行動してしまうところはすごく共感した。ぼくも親から否定されることが多くて自己肯定感が低く、頭の中で怒られる言葉が再生されるのはよくある。どこか罪悪感もあって、苦しくても親孝行しなきゃとか考えてしまうんだよね。
作者が心療内科で「あなたはなんにも悪くないよ」と肯定されて涙を流したエピソードがあったけど、ぼくも支援センターの方が声をかけてくれて、「ぼくのことを心配してくれる人がいるんだ」と泣いてしまったことを思い出した。自分や家族という世界では気づけなかったり無理したりすることが多いので、できるだけ第三者の手を借りることが大事だと痛感した。
夜になるにつれて抑うつ感が増すというのも同じだった。主治医からは朝はエネルギーがあるから動けるけど、疲れやすくなっているので夜にエネルギー不足になって抑うつになるのではと言われてた。こういう同じ症状のエピソードを知るとちょっと安心する。
あと、うつとの付き合い方で参考にしたいと思った部分を箇条書きにしておきます。
・評価はうれしいけど、なくても困らない。
・今の行動に集中し続けるのはけっこう忙しい作業。これをやり続けていると、過去のつらいことや将来の不安を考える暇がなくなる。
・本音ノートを作って、感情を意識化する。
・ツライことの裏側には必ず「本当はこうだったらいいのに」という希望がある。
・自分の機嫌をとる地味ゲーをする。
今 自分がどんな気分か聞く→何を感じてもOKにする→今よりほっとできることを聞く→思いついたことをやる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
If you are always aware of your emotions, you will also be more sensitive to heart damage.
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うつとの付き合い方
結局自分との付き合い方なのかな。 -
第3章(実践編?)のみ読んだ。
今、自分が何を感じているか?
今、自分が何をしたいか?
今、自分は何を欲しているか?
今、自分は快を感じているか?
今、自分は快の方を選んでいるか?
というゲームを実践しよう。