教養として知っておきたい 名画BEST100

山内舞子

• 永岡書店 (2021年9月10日発売)

作品紹介・あらすじ

「モナ・リザ」は第何位！？ 世界中の名画ベスト１００をランキング！
世界と日本の絵画を古典から現代アートまで織り交ぜながらランキング形式で紹介していく今までにない「楽しめる」絵画の案内本です。

感想・レビュー・書評

[さくらさんの感想 · 2025年2月28日]

レオナルド・ダ・ビンチのモナ・リザやゴッホのひまわり、ムンクの叫び、葛飾北斎の神奈川沖浪裏、フェルメールの牛乳を注ぐ女からバンクシーの花束を投げる男まで古今東西一度は目にしたことのある名画がズラリ。
見ているだけで楽しい♪

画家や作品についての解説やコラムもあり、背景を知ることでより楽しむことができるので、実物を観に美術館に出かけたくなる一冊です。

コラムによると巨匠のできあがる条件のひとつが長寿。
いつの時代においても革新的な芸術はなかなか理解されないけど、遅れても評価は必ずやってくるので、長く生きれば生きるほど美術史に名前を刻むチャンスが増えるとのこと。

長命の画家の例をあげると、
ピカソ(91歳)シャガール(97歳)ミロ(90歳)モネ(86歳)横山大観(89歳)葛飾北斎(89歳)
「芸術は爆発だ!」の岡本太郎も享年84歳。

生涯、情熱を持ちながら制作をする芸術家によって人の心を揺さぶる名画は生まれるのかもしれません。

[りえぽんさんの感想 · 2025年5月31日]

和洋を問わず、有名な絵画を100作品紹介する本。独断で選んだという100位までの順位も、あまり違和感がない。
個人的には半分くらいは作者と題名が一致するもの、残りは作者、もしくは絵のどちらかは知っていたものと全然知らなかったものが半々かな。
解説も長すぎず、飽きずに読めて、絵画に関する一般的な教養をもつには十分な本です。
『びじゅチューン』に出てきた作品は、頭の中で音楽が流れるオマケ付き（笑）。

[あかたさんの感想 · 2022年3月5日]

名画だろうけど知らないものもたくさんあった。見たことあるけどタイトルが出てこないものも。画家と作品の解説があるのは嬉しい。
58冊目読了。

[ハルさんの感想 · 2022年3月13日]

日本画、西洋画ごちゃ混ぜの筆者独断の有名ランキング。
ランキング関係なく、様々なジャンル、時代の絵があるので楽しみながら観れる。背景についても少し触れているのでその絵画や他の作品などについてもっと知りたくなる。

[teeegoさんの感想 · 2025年2月12日]

　何をもって名画のベスト100を決めるとなると、相当容易でなく、多種多様な意見があり、あれはないんかと激怒される方もいるかもしれないが、あくまで「高校で美術を選択せず」に成人した人を想定して順位づけしたとのことで、まあ畢竟そういうのは抜きにして幅広く抑えているところと、是非とも紹介したいところなどがあるも、まずは本で簡単な予備知識を入れて名画を楽しむというスタンスがこの本の正しいところなのかもしれない。
　簡単ながらも作者や、絵の技法も知ることができ、かつオールカラーなので簡単に楽しめる。世の中には知らない絵が多いことを知らされる。

[snyderさんの感想 · 2023年5月12日]

ナイト・ホークス
湖畔
雪松図屏風
鮭
夢
松林図屏風
紫陽花双鶏図
ラオコーン
聖母被昇天
バベルの塔
雨、蒸気、速度
サン＝ベルナール峠を越えるボナパルト
最後の審判

[kanaerrorさんの感想 · 2022年5月12日]

名画の数々を解説つきで観られるのは嬉しい。作者の紹介や関連作品も書かれていて、ワクワクがとまらない一冊。

[あほうどりさんの感想 · 2022年4月25日]

世界の絵画が、作者が思うところの名声順に100作品、紹介してある。
見開き1ページにカラーで作品と時代背景、解説、小ネタなどがコンパクトにまとめてあって、私のような素人には、美術鑑賞のとっかかりとして最適な本だった。見たことある作品の時代背景や作者の意図が分かって、絵を見る目が変わったかも。巻頭の美術様式の年表も役に立った。
難を言えば、作品の順番が名声順で、時代がバラバラなので、できれば、時系列の方がいいかなと思った。いちいち年表を見るのが面倒だった。

[ハナハルさんの感想 · 2022年2月26日]

ランキングにしてしまうことで、
様々な意見がでるでしょう。
それはこの本の中にも書かれていました。
私としては、
ロシア勢が出てこないのが不満かな。
でも、そう考える事自体が、
楽しく読めるコツかもしれません。
それより、
「教養として知っておきたい」
というタイトルが不満です。
せっかく楽しめる本なのに。

[kulibmdさんの感想 · 2024年3月6日]

2階書架 : 720.4/KYO : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167270

著者プロフィール

キュレーター、美術評論家。1979 年埼玉県生まれ。京都大学大学院文学研究科美学美術史学専修修士課程修了。神奈川県立近代美術館等の勤務を経て、現在はフリーランスで国内外の現代美術、工芸、および美術教育に関する執筆・企画・講演などを行う。女子美術大学・千葉商科大学非常勤講師。

「2021年 『名画ＢＥＳＴ１００』 で使われていた紹介文から引用しています。」