アジアン・ミステリー (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

著者 :
  • 南雲堂
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本棚登録 : 11
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784523265252

作品紹介・あらすじ

台湾沖に浮かぶ紅島。象の呪いがあるといわれるこの島で九十年以上前におきた不可思議な事件の謎を調べる私のところにダーク探偵が現われる。彼は事件の鍵として『乾隆魔象』というミステリー小説を提示する。世界最古のミステリー『モルグ街の殺人』とほぼ同時期に書かれたこのミステリー内容に酷似した事件が同じころ紅島でおきていた。虚と実、さらに時空を超えた壮大な謎にダーク探偵が挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 戦前に中国で起きた不可解な事件を解くダーク探偵。
    中国を食いものにして私腹を肥やす人々が過去に連れ去られて象に踏み殺されたり、密室で四肢を引き裂かれたり。そして見え隠れする清の皇帝の姿をした男。これは乾隆帝の天罰なのか。
    相変わらず奇想が炸裂する不可能犯罪ミステリでワクワクするが、いかにも胡散臭いし、特に疾走して消える象の真相はちょっと無理矢理では…という気がする。
    しかし欧米諸国や日本の横暴に立ち向かおうとする公主や心ある日本の青年たちの活劇としても面白く、色々と考えさせられることがあった。

  • シチュエーションが壮大すぎて・・・・とりあえず読了

  • 2015/01/03読了

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著者プロフィール

奈良県生まれ。龍谷大学卒。1990年「小田原の織社」(別名義)で第29回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2003年「神国崩壊」』で第10回創元推理短編賞を受賞。著書は『砂楼に登りし者たち』『神国崩壊』『天命龍綺 大陸の魔宮殿』『君の館で惨劇を』

「2013年 『卑弥呼の密室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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