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- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784523265252
作品紹介・あらすじ
台湾沖に浮かぶ紅島。象の呪いがあるといわれるこの島で九十年以上前におきた不可思議な事件の謎を調べる私のところにダーク探偵が現われる。彼は事件の鍵として『乾隆魔象』というミステリー小説を提示する。世界最古のミステリー『モルグ街の殺人』とほぼ同時期に書かれたこのミステリー内容に酷似した事件が同じころ紅島でおきていた。虚と実、さらに時空を超えた壮大な謎にダーク探偵が挑む。
感想・レビュー・書評
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戦前に中国で起きた不可解な事件を解くダーク探偵。
中国を食いものにして私腹を肥やす人々が過去に連れ去られて象に踏み殺されたり、密室で四肢を引き裂かれたり。そして見え隠れする清の皇帝の姿をした男。これは乾隆帝の天罰なのか。
相変わらず奇想が炸裂する不可能犯罪ミステリでワクワクするが、いかにも胡散臭いし、特に疾走して消える象の真相はちょっと無理矢理では…という気がする。
しかし欧米諸国や日本の横暴に立ち向かおうとする公主や心ある日本の青年たちの活劇としても面白く、色々と考えさせられることがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015/01/03読了
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