本格ミステリの本流――本格ミステリ大賞20年を読み解く

  • 南雲堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784523266006

作品紹介・あらすじ

ミステリ作家、評論家の参加する団体たる本格ミステリ作家クラブ会員の投票により、その年最も優れたミステリとして決定される本格ミステリ大賞。2001年からスタートしたこの賞の受賞作に投票をした会員によって受賞作・受賞作家の論考をまとめ、本格ミステリのより濃いエッセンスを抽出する本格ミステリ作家クラブ20周年記念論集。

感想・レビュー・書評

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  • 2001年~2020年に本格ミステリー大賞を受賞した作品の評論を集めた本。

    天狼院書店「小説家養成ゼミ入門講座」の講師、千澤のり子さんが執筆されているので、図書館で借りて読んでみました。
    2個だけ読んで、挫折。

    ■2006年東野圭吾「容疑者Xの献身」…杉江松恋
    「容疑者Xの献身」は、多分、テレビドラマか何かで見ていると思いますが、全く、言っていることがわかりません。本格ミステリー論について語っているからで、そもそも本格ミステリーって、何?な私には無理。
    <探偵ガリレオ>シリーズは、湯川教授が、書かれた時は佐野史郎さんのイメージで、映画化される時に、福山雅治さんになり、東野さんが人物像を改変していったそうです。…というのが面白かったです。

    ■2011年麻耶雄嵩「隻眼の少女」…千澤のり子
    上記の「容疑者Xの献身」よりは、はるかにわかりやすかったです。でも、「隻眼の少女」を読んでいないので、解説だけ読んでも…。

    ミステリーは、難しいですね。

  • 小説に限らず、芸術作品を論ずる時、通時的に見るか共時的に見るかで判断は変わる。各年の本格ミステリ大賞の受賞作を論じる本書は、共時的な視点もあるが、通時的な視点がもっぱらだ。各作品の論を読み通すと、ジャンルの変遷も見えてくる。例えば「特殊設定」、「多重解決」などの認識の変化である。

  • 2021.2.9読了。

  • 今度

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著者プロフィール

青森県生まれ。北海道文学部卒業。2007年より同人小説サークル「Rhythm Five」として活動。2016年に同人誌として発行した『ミステリ読者のための連城三紀彦全作品ガイド【増補改訂版】』で第16回本格ミステリ大賞・評論研究部門を受賞。
2017年、同社の改訂版を論創社より商業出版。2018年、商業版『ミステリ読者のための連城三紀彦全作品ガイド』で第71回日本推理作家協会賞評論・研究部門候補。探偵小説研究会会員。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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