Essential細胞生物学 原書第2版

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  • Amazon.co.jp ・本 (894ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784524239276

感想・レビュー・書評

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  • 【メモ】
    ・2016年には[原著第4版]の日本語versionが刊行されている。
    https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524261994/
    https://booklog.jp/item/1/4524261990

    【書誌情報】
    出版社:南江堂
    著者:Bruce Alberts
    著者:Dennis Bray
    著者:Karen Hopkin
    著者:Alexander Johnson
    著者:Julian Lewis
    著者:Martin Raff
    著者:Keith Roberts
    著者:Peter Walter
    監訳:中村桂子・松原謙一
    発行日:2005-09-15
    判型:A4変型
    分野:基礎科学 > 細胞/細胞工学
    ISBN:4524239278

     世界的に定評のある『Essential Cell Biology』の翻訳改訂版。最新知見はもとより、ゲノム、遺伝子の章を新たに追加した。本書の特色である「解明への手がかり(How We Know)」・「問題」も増え、よりいっそう理解度が増すよう工夫された。基礎から応用まで、生命科学一般、分子生物、細胞生物学を学ぶ者にとって必携のテキスト。

    【簡易目次】
    1 細胞とは
    2 細胞の化学成分
    3 エネルギー,触媒作用,生合成
    4 タンパク質の構造と機能
    5 DNAと染色体
    6 DNAの複製,修復,組換え
    7 DNAからタンパク質へ―細胞がゲノムを読み取るしくみ
    8 遺伝子発現の調節
    9 遺伝子とゲノムの進化
    10 遺伝子と細胞の操作
    11 膜の構造
    12 膜輸送
    13 細胞が食物からエネルギーを得るしくみ
    14 ミトコンドリアと葉緑体におけるエネルギー生産
    15 細胞内区画と細胞内輸送
    16 細胞の情報伝達
    17 細胞骨格
    18 細胞周期と細胞死
    19 細胞分裂
    20 遺伝学,減数分裂と遺伝の分子機構
    21 組織の成り立ちとがん

  • 最高す。こんな分厚い本買って失敗したよと思ったら、一気に読めました。面白かった!

  • 大学院時代とてもお世話になった、生物系の良書です。新しい第3版がでています。

  •  最高の教科書だと思う。この本を読むのに費やした膨大な時間は後悔していない。

     高校では生物Ⅰすら習わず、物理受験で生物科に入学したが、大学の指定の教科書は「カープ細胞生物学」だった。カープはカープで詳しく書かれてあるので、有用な教科書ではあると思うが、自分にとっては細かすぎた。その点、エッセンシャルは例えが上手く、内容がまとまっていて、自分にとっての理解を非常に助けてくれた。後ろの語句説明も端的な説明で非常に有用。
     恥ずかしながら、大学2回生になるくらいまでタンパク質と転写因子とホルモンの区別がつかず、記憶の大いなる無駄遣いをしていた。遺伝子発現の「発現」という言葉もRNAへの転写を指すのか?タンパクへの翻訳をさすのか?といった混乱もしていたし、新しいことを習う度に?が増えていた。
     しかし、この教科書の凄いところはそういう生物を初めて学ぶ人がつまづくであろう場所を熟知しており、混乱の生じないよう説明がなされている。そういった意味で、僕の知識の断片をもの凄い勢いで整理させてくれたのがこの教科書で。この教科書を読んでなければ大学で生物学を学んだとはというてい言えない状況だったと思う。
     本当に説明が丁寧なので初めて学ぶ人、生物専攻ではない人でも面白く読むことができると思う。

  • 大学1~2年生でまるっと全てを押さえておきたい細胞生物学の教科書である。ここで基礎を固めてしまえば図版も共通している親本のTHE CELLにも進みやすいだろう。現在は第3版がでており何とDVDが附録している。ただし最新の知見以外はこの第2版とはあまり変わらないらしい。

  • 生物系学科の学部生にとって、専門の一冊目に通読するのにちょうどよいレベルの教科書だと思いました。

    大学に入学したら、「理系総合のための生命科学」のような教科書をまず読んで、それからこの本に取り組むとよいと思います。ということで学部の2-4年生向けです。

    簡潔な説明と綺麗な図がすばらしいです。詳細な分子機構は記述されていませんが、必要なことはきちんと抑えてあり、また通読が可能な厚さに収まっています。訳もわかりづらいところはほとんどありません。

    院試も基本的にはessentialで十分だと思います。ただ免疫学を扱っていないので別途勉強しておく必要はあります。

    より詳細な知識が必要な時には本家のCellを読むとよいと思いますが、その前にessentailを読んで生物学の全体像をつかんでおくと、Cellの情報の海で迷子にならずに理解が進むのではないかと思います。

  • 院試に向け勉強中
    内容はまぁまぁ充実し説明も丁寧で分かりやすい

    難点は問題に悪問、悪解答が多い。
    説明する図がやたら先のページにある。
    以上のふたつかと。

    ただこいつと井出さんの分子生物学講義中継をやってると理解がすこぶる進みます。

  • 読みやすくて好き。セル読みたいけどちょっとハードル高いなぁという人にお勧め。基礎を専門的にやるのではなくて、臨床とか別のことをやる人が参考に読むのであれば十分では。

  • 細胞生物学の講義の時は、過去問解いただけで試験通っちゃったからこれ読んでない。
    分子生物学の講義が始まって、試験対策って時に初めてまともに読んでみたのだけれども、まったく頭に入ってこない。
    講義をまじめに聞いておけばよかったと後悔しつつ、そんなに不真面目に聞いていたわけじゃないのになぁって思いつつ、「はじめの一歩のイラスト生化学・分子生物学」の分生の範囲をぱーっと一通り読んでから、講義プリントを傍らにこの本を読んでみた。
    そしたら、すっごいわかりやすい。読みやすい。すーっと頭に入ってくる。
    高校で生物を取ってなかった人にとっては、この本から始めるのはつらすぎる。
    でも、「はじめの一歩の〜」を読んでからだったら、高校生物をやってなくても問題なく読んでいける。

  • 細胞生物学の基本教科書「Molecular Biology of the Cell」の抜粋版。高校卒理科系の知識があれば読める。

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