やさしい精神医学

  • 南山堂
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784525380458

感想・レビュー・書評

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  • 精神病についてまとめて書かれた本。

    少し昔に書かれた内容がいまでも販売されている。国内外の写真や絵が多数掲載されていて、読みやすいし、精神病患者の表情や身体的症状も写真で見ることができる。

    序盤は俯瞰した歴史で読みやすい。
    症例事例も豊富で勉強になるが終盤に差し掛かると似た内容でダレる。

    しかし、精神病棟に収監されるような人がどんな病気を患っているのか、治療法はどのようなものがあるかなど、興味がある人にはわかりやすく読みやすくて良い本。

  • 短い精神科ローテ中に通読できるものをと考えて。

    大きな特徴の一つとして、着物姿の患者や座敷牢の写真が多数あり精神医療の歴史を垣間見ることができる。
    本書では、著者独自の精神状態像6分類(①神経衰弱状態、②減動増動状態、③幻覚妄想状態、④錯乱状態、⑤記憶減退状態、⑥欠陥状態)を用いており、DSMとは異なることに少し違和感を覚えたが、精神科研修数週間の身には著者の考えが貫かれた一冊が読みやすかった。
    ただ、③の減動増動状態には多くの精神状態が含まれ過ぎていて雑多な印象を受けた。臨床の現場で使うには網羅性を求めすぎている嫌いがあるかと思われる。

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著者プロフィール

1945年生。1968年岩手医科大学卒業。愛知医科大学講師、北信総合病院医長を経て、西丸医院院長。訳書 クレペリン『精神医学臨床講義』(共訳、医学書院、1979)クレペリン『精神分裂病』(共訳、みすず書房、1986)。

「2021年 『躁うつ病とてんかん【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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