発達障害診療の道しるべ

  • 南山堂 (2024年7月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (222ページ) / ISBN・EAN: 9784525382711

作品紹介・あらすじ

発達障害診療において,「診断」は本質ではありません.親子で楽に暮らせることが目的地であり,本書は,そのための支援の「道しるべ」を示しています.

「子供の発達が遅れている」,「育てにくい」,「発達障害かもしれない」…….発達障害を専門としない小児科医でも,受診した親子からそんな相談を受けた経験があるのではないでしょうか.発達障害という概念が広く認知されるようになり,医師が子供の発達に関して相談を受けることが多くなった現在,専門医だけでなく,子供に関わるすべての医師が発達障害支援について理解することが求められます.
本書では,「発達障害」の捉え方,子供と接する際の基本姿勢や対応方法,保護者支援の基本原則など,医師が知っておきたい発達障害支援の大切な考え方をまとめています.さらに,発達障害を有する子供たちだけでなく,すべての子供たちを支えるにあたって有用な応用行動分析についてもたっぷりと紹介しており,明日からの支援にさっそく活かすことができます.

感想・レビュー・書評

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  • 「障害は個人に固有の属性ではなく、個人と環境との関係性によって決まる状態像」
    「現実を客観的に観察することによって集めたデータをもとに柔軟に戦略を練り、一定期間後にその成果や本人の満足度を評価し、本人とも話し合いながら戦略の修正をするというサイクルを持続させることが、合理的配慮を実現するうえでの最も重要なポイント」

    「子どもに何かを学び身につけてもらおうとするときに、伝統的な心に働きかけるアプローチでうまくいかない場合は、新たな観点として環境との相互作用を重視する行動理論にヒントを求めてみてもよいのでは」

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